能登へ

 

工藤冬里

 
 

すぐに横滑りする建造物の中で目配りする
ロケット型の空気を取り出し
清浄機にかける
家の中のテント
(船の中のプール)
各階の住人は同じことを言う
建てた者の卓越について
我々が比較的少数なのは
小泉構文だからだ
思考を遮って
goodボタンを押して欲しい
草色の包み紙
みどりの入ったコンクリートの電柱が見える
七三のようにゲゼルシャフトは遠い
それでも右手を掴もうとして
雲は山の下へ垂れこめていく
水平を取れずに
それぞれが傾いているが
他所からのコメントが
こえを切り取る
最も優れているものと
それに不可欠な三つの要素がある
立体、円環、いろいろなモデルに横滑りしていく
お前は自分が好きか
答えられなければ雲は里へ下りてくる
難しい柱につぎつぎと矢が刺さっていく
ほんもの、と発語しても
ほんものは山の心臓に置き忘れてきた
泉は山の心臓だった
山に住んでいる人はそこから飲む
我々は不整脈の流れから汲む
充電してこなかった愛が切れる
瓦屋根は鱗になって舞う
封じ込めたのは善い動物ではない
拡がっていくのは疫病の原点
野間馬ハイランドは行ったことがないが
馬が居るらしい
居るのかな
手放した手綱のように尾骶骨の上あたりが空洞になる
水平線にはいつも船が浮かび
製紙工場の煙突も見える
海が展けて湾が見える時
こんどは胸が空白になる
あゝあいつに金をやれば良かった
水平線は僅かに凹む
絵など不整脈の職人に任せれば良い
乾いてぼんやり白くなっていくセメントの 
空中写真の中で
すべての人に声を掛ける練習をしているそうだ
駐車場の濃いグレーの車のように愛がない
シルバーの車のように胃が痛い
大久保のトルコアイスのように引き伸ばす
引き伸ばして顎に引っ掛ける
丁寧に引き伸ばして全部隠さなければならない
それには限界がないそうだ
どんだけ伸びるんだ
枝のように斜め
果実の無い樹のように生い茂っている
ネットで囲って解体し、更地にしたい
更地願望を空に突き出す
消去できない写真のように
空中写真のようなアリの絵が浮かんだ
やさしい人になる必要があった
畑の白菜や大根を見ても気付かなかった
間髪入れず
伸ばして、引っ掛ける

https://www.threads.net/@elogedelamour/post/C2YovGGSUYN/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==

 

 

 

#poetry #rock musician

つじつま/たたみかけ

 

工藤冬里

 
 

見えるものが見えないものに変わった
だから逆にいま見えるものたちはつながっていなければならない
身体の方が先に反応しているという脳化学の成果を踏まえて「書きながら考える」を乱暴に適用するならば、認知バイアスを排除してコルチゾールと心拍のセンサーのみに反応して書け、ということになる
つじつま
どうしてこんな
間違ってはいない
だれがこんな
なかった
知らせることを知っていたからたたみかける
I am making all things new
新たに造るのではなく新しくするとは滅ぼすことと回復させること
書けと言われただけではなく実現すると言われた
Ωまで休みはじめた
自分のことしか考えてなかったから思いもつかなかった
あぜん
言葉は発せられた途端に嘘かほんとかどちらかとなる
それでも言葉を使ってたたみかけるしかない
約束し、自分自身に向けて署名し、自分自身が宣言するしかないのだ
両端を観察してエリフはかっこいいことを言う
わたしたちはその間にいる
つじつま
たたみかけ
わたしたちはその間にいる

 

 

 

#poetry #rock musician

たちまち朝の終わりかな

 

工藤冬里

 
 

https://youtu.be/exGprMKGZ1I?si=EFHloriBSAPfnsNu

1月2日
ナマコ荒れ 今年ももう終わりだな
1月4日
ポアの発想が完全に乗り越えられたいま、生きているだけで幸せと思えという使い古された言い草も俄然真実味を帯びてきた。そして自分が神だというような流行りの足掻きも遠い過去のものとなった。
1月7日
万能感に浸りながらの復讐は集合的無意識をいびつなかたちで現実化していくが、その(復讐の)あれこれを万能者に明け渡すことによってのみヒト科の一般意志は乗り越えられる

https://www.instagram.com/reel/C1RL8XDrc2z/?utm_source=ig_web_button_share_sheet

 

 

 

#poetry #rock musician

白に、キミドリ

 

工藤冬里

 
 

無糖ストロングゼロをコンビニの裏で半分捨てて2023を終わらせたのがアル中には早過ぎるというなら何が遅過ぎたというのか世界を締め殺すのには

〇〇史という設定が崩れてきても泪のギターは残る。鋭角の残存物となった嘘は全面対決に向かう。ひとりの嘘として泣いているのだ。

最後の赤軍はリモコンで地雷の蕪を抜き、横たえる。横たわる蕪は満月の下で再び人間爆弾となり、狼狽えながら肺をやられる。股引の身体性を捨象したバルザック的な兵士として、蟹は月夜の畑に横退る。

見えるものは影にすぎず見えない方法そのものが実体である。祭壇は人が望むものではない。銅の体を着けたままその奥に入ることはできない。

咳を殺してベタ塗りの黒
Q&Aは
主題さえ分からず
不本意な年末
名誉回復のために考えついたのが国
国が先
目的が変わらないとはルートを変更するということ
名誉回復のために考えついた国には
無意味だった年始
主題さえ分からず
Q&A
咳を殺してベタ塗りの黒
国では誰が一番嬉しいだろうか
敵意が最も激しくなる時
戻れないとは思わなかった
強風に揺れる泰山木
雨混じりの明かるい日差しの中
世界にはもっと気味の悪い天候のところもあるんだろうなと思いながらも遠くの
雪山に合わない黄緑を見ている

能登の親戚は山に逃げて車中泊

 

 

 

#poetry #rock musician

December Rhapsody

 

工藤冬里

 
 

高台が低い半泥子の曙はヨブとキチジローが逆三角の下の頂点に向かうベクトルを持つので備前の藤原のたまに出る絶対零度オレンジと似通った景色である。一旦白化粧を焼き締めてから1000度台の鉄の諸相を引き出す二度焼きなら、と思うがテラテラしちまわないか。
そうなるとオロッコや宮古の人らをアメリカがサポートすることになるからどう転んでもミャンマー状態の泥沼だろう
不眠荘から貰った豆、濃ければ濃いほど薄く感じる、バランスではなくフリーエネルギー的な絡繰?がしっとした濡れてない氷山の熱帯ウリン、墓。
ガザい
ギャサつく
無人販売焼餃子
画材屋
搾菜
佐賀県
ガザンオールスターズ
https://www.instagram.com/reel/C0fi4yQSUoZ/?utm_source=ig_web_copy_link

暗い日曜日。かわいが「もう少し生きてみようかな」なら大孫は生卵無料なのはいいけれど「もう生きててもしょうがないかな」だ
人生とはツアーの赤字のようなものである
次々と封切られる大事件を楽しむ振りをしなければならない
しかも途中で切符を車掌に見せなければならない
今日とは興醒めというサメに喰われることであり
明日とは霧にくるんだ後継者の餡である


やっぱりな刺客やったろ火の玉て線香花火の最後のやつやろ
穴ン吹工務店にアプローチするのは時間の無駄だ
落ちた実なら食べて良かったとでも言いたいのか

退職する時はジャンパーをクリーニングに出す

冬は蚊の楽園だ
きみがアイスの製造機を買うので百万くれと言うからいいよと言ってなんとか美術館の裏口から入ったがそういう夢は見ちゃいけないなと思いながら起きた
コウノトリが飛来したという
浅い池だ
すべては浅い池だ
ゴミと浮草が覆う
すべてのこの空は12月16日だ
イルミネーションに萎える無駄なノエル
マッチ擦る惨め露わな元締め
マルクスの方法で行けば、起源に遡るのではなくて起源と現在のあいだに爬虫類を置くしかないのだ。それがtorah的見極めと言い逃れの実相だ。
あゝなんて壮大な逃げ隠れなんだ。藝術まで巻き込んで。
torahを使った上祐的汎論、牛歩戦術、そしてtorahそのものの憲法改正でぐしゃぐしゃにすること以外にハガルの道はない

 

 

 

#poetry #rock musician

missing

 

工藤冬里

 
 

これだけ沢山居るのだから
一人減っても分からないだろうと
それでも誰が居ないか分からないので
不安になった
someone who’s missing here
という唄を作ったことがあった
最後に
it’s me, I’m missing here
で終わる
最後の日の
前日が一番楽しい
まだ居ないが
そこに居ることになるからだ
シャリシャリと
解凍しかかった生シラスを食べる
三千魚君から貰ったのだ
僕は歳暮というものを送ったことがないが
彼は大人なのでそういうことをするのだ
何をお返ししたら良いだろう
そうだ詩を送ろう
「海の底ではシラスの弔いあるだろう」
これでは真似だからだめだ
猫のさくらさんにも2匹あげた
猫にすれば小さい鰯くらいはあるだろう
シラスは1匹どころか全部失われた
人類もそのようになるだろうか
サクゲンはうまくいっているのだろうか
あいまいなポアを装った道連れ
世界文学の初めに
正しくなくても忠誠を保ち
やましさを感じたくない
とまで言った男が居たのに

Listen to missing on Suno!
🎵
https://app.suno.ai/song/20fc4f18-ec8d-495e-8541-dd801bfae9d5

Listen to missing on Suno!
🎵
https://app.suno.ai/song/1e9f1269-1cd5-4b9e-9146-73c8a6f6ed25

https://app.suno.ai/song/00d3d96d-a5e4-467e-a58b-9e589145894b/?fbclid=IwAR33aBdlJBCNHPgpalsYpQCS9Jo1yepMG7Q9_K5qF_2Hhekg9-5peUgzUUI

https://app.suno.ai/song/ffc8fb99-cc3f-4878-acb3-c50e34b68294/?fbclid=IwAR01is9gUG6QtkkMTPP4rarXyp4sy6toYXwVhOoQQ5LOJDYkMPfD0ImryGg

https://app.suno.ai/song/2741b67c-edb3-4174-9c57-466b3005c274/?fbclid=IwAR2Q85Z9O3WnB_Twsa_ewZTMaWg59f26ug_d8nYOVH86uJowL1_YRhbIB1g

https://app.suno.ai/song/52d9034a-6b6c-4528-a78e-6d35628b224d/?fbclid=IwAR3QtkN1pPQayPkRc6qcFU_3-SZEs0BqkOu6ItJVqxoKMlhr30XkW8l0SbY

https://app.suno.ai/song/60d3f050-303c-45f9-8b68-3f4aa3688a09/?fbclid=IwAR21UxVn2DEpKjMhjZ_brb_clk1F5DfWmySMg0j0FgSJ0vS8tecZnVypPHc

https://app.suno.ai/song/b44bafcb-6925-4a0a-8188-7d001ddd9d5d/?fbclid=IwAR33aBdlJBCNHPgpalsYpQCS9Jo1yepMG7Q9_K5qF_2Hhekg9-5peUgzUUI

 

 

 

#poetry #rock musician

淡水

 

工藤冬里

 
 

釣り人は
幾重にも打ち寄せる小波の端で
公魚か
鱒様の豹柄のものを
魚籠に蓄えているのだった
島は島ではなく
堆積物のたまさかの隆起で
あゝそれは
海だったものの残骸であった
花崗岩の風化物としての
ただの淡水の

 

 

 

#poetry #rock musician

ANNA

 

工藤冬里

 
 

薙刀の
心配事
山を削いで薙ぎ
口がない顔に口を描き
何も変わらなくても
問題がなくならないとしても
情況が整わなくても
保たせて
一日一日
証明する
感情に彩りが戻って
聳える青髭城
運ぶ、背負う、救う
よろけても倒れることはない
笑ってる目なんてあるんだろうか
待つ間
誰も顔を作れない
どこの顔だろう
信州かな
瞬きする
ひたすら
ひたすら待つ。
夜勤明けの朝を待つ以上に
そう、夜勤明けの朝を待つ以上に
抱いて待つ
あふれる
待つ
信頼の筋肉をトレーナーに委ね
夜勤明けの朝を待つ以上に

https://youtu.be/EudR6pwEn1U?si=D-KqA3d6mI2ZgLJh

 

 

 

#poetry #rock musician

indian summer

 

工藤冬里

 
 

https://stand.fm/episodes/6541cb1f50cf74e53091fce8…


スコセッシの、観ましたぜ。FBIの三つ編みの人が良かった。

ユイレの旦那の意見だが、ベンヤミンの翻訳論に準えばピンポンスマホみたいな不可避のダビングも新手のマーダーとして深化している情況にあると俺は思う。革命はいつでも誤読から始まるのだ。 https://x.com/yosonitewa/status/1719938902243578068?s=20

glad to be part of GIO last night
https://pic.twitter.com/PG7LhKS25i
GIOに嘱託されたら言語的に滅ぼされた先住DNAのハワイガザオキナワアレウト的行方を波打際でなぞることを提案する

バイオリンの致命的な欠点は他方も我方も同質になるということで、温泉のBGMを聴き乍ら、ゆり子がバブルの頃インクスティックでやっていた書割バンドの、「通俗クラシック名曲に落ち着いた」という紹介文を思い出していた。

with the jawbone בִּלְחִ֣י
bil-ḥi
of a donkey הַחֲמ֔וֹר
ha-ḥă-mō-wr
Heaps חֲמ֖וֹר
חֲמ֖וֹר ḥă-mō-wr
upon heaps חֲמֹרָתָ֑יִם
ḥă-mō-rā-ṯā-yim 
בִּלְחִ֣י
with the jawbone
הַחֲמ֔וֹר
of a donkey
הִכֵּ֖יתִי I have slain
hik-kê-ṯî
a thousand אֶ֥לֶף
e-lep̄
אִֽישׁ׃ men
Κ

https://youtu.be/aq6BrQrCajY?si=RcXopUSprbEq-Yse

https://youtu.be/PPAmTIoeqaM?si=teQWsppEA9VhiJHK

雲を描こうとしたんですが白があまりうまく出ませんでした

アプソンでアイラ島フェアをやるというのでそれ用に作りました














西荻のコーヒー店不眠荘のために作ったハチワレ茶碗です












https://youtu.be/aq6BrQrCajY?si=aQeM5FWC-UamW83J

https://youtu.be/PPAmTIoeqaM?si=z2TrSfJjVfurGxeE

マーク・フィッシャーのミックスが聴ける

風邪は引こうとして引くものであり、人生とは薄着のまま葛根湯を飲むようなものである。

柿や栗がゆっくり過ぎ去りつつある今、揚げた蓮根のクランチーな食感はヴェジタリアンにしてみれば偉大なのだろうなと感じる。

なぜ邪魔が入って間に合わないという悲劇ばかりなのか。
必ず辿り着けない、という主題を生きているだけなのか。

クロモジの木
煮出したり削って酒に入れたりする

海で拾った磁器のカケラを排土にぶっ刺してみた
酒游舘に持ってく
余ったらpandに
うまくいけばだけど
取っ手は石黒さんの型物のギョーザの羽みたいなところを残す仕事が昭和の洒落であったが令和に於いてはぶっ刺すのが瀟酒で云々

大久保に行く度に買いためたスパイスが古くなったので全部使い切ろうと思い、熟した渋柿だけでカレー作ってみたんだけど、幸いなことにまだ食中毒にはなってなくて、クローブやファージャオの渋みが柿で相殺されるらしくなかなかおいしかった。
水は使わなかった。
余ったwasted youth缶は使った。

石鎚は白くなった

(36) La Société du Spectacle | Gustavo Maldonado – https://www.academia.edu/29400132/La_Soci%C3%A9t%C3%A9_du_Spectacle
能勢さんと飲み屋で「要するにつまんなきゃいいんでしょう」「その通りです」などと話していたら、横に居た若い人に「お二人とも何話してるのかさっぱり分かりません」と言われたのを思い出して。パンデミック前のはなしだ。

https://youtube.com/shorts/M_PpoEbguIU?feature=shared

https://torikudo.bandcamp.com/track/look-away-from-me

この前のフェアに出したTの原画なんですけど2着売れたらしくどれが買われたのか気になってきた



En quoi puis-je vous aider ? | DTR + Mike Watt | DTR
https://derekgedaleciatorikudorichhoush.bandcamp.com/album/en-quoi-puis-je-vous-aider

タイシルクの慇懃さで
手縫いのワンピースの貧乏を見遣り
葬儀屋は警備員を雇い
死刑囚の息子は円熟する

甘いものは渦模様であり
作業員は流しの下に潜る
髪の質が食を物語り
スマホのひび割れのように戻れない
完全無欠な神なら何と言うかと考えては
ひじきのような髪の毛はPeterの失敗を語る
止まってしまった発達
言葉の上がり下がりがリアス式海岸
菓子の焼け具合に似た
梯子車にも似た
言葉の上がり下がりがリアス式海岸
鯰の首筋
同じような苦しみ
腫の顔
消費税の声を聞いた
少しも離れない
背広が頼朝像
難しい状況に置かれたくに
届かない人が居る
これらは全て罪がない場合の話しだ
暗雲垂れ込める夕焼けの背広
見回り
取り残された魚
印章のように際立つイラスト
集約されていく
狐は
様トロポスであって形モルフェーではない
癒される

復活してしまうから今は殺せない
復活してしまうから今は殺せない

後頭部のない
互いの
万能感を持ってしても
復活してしまうから今は殺せない
巧機という名だった
チャイルディッシュな功罪
セリーヌの歌にあった
しばり首
飼い慣らされた馬は
弱くなったわけではない
化繊が光る
鈴鹿から来た空色のプリウス
健忘のように抜けた空色の濁り
エチカの演繹
酒豪の岸田
猫の間違い探し
誓いの井戸べエル・シェバ
韓国の添加物
芋のセルフィー
夢で魂に織り込まれた手を
滑らかな菓子
白い両替機
次どうしたらいいか考えましょう

シミュレーションはバッチリ
波板に泰山木の影
クラフト玉手箱
緑は恐竜色が混じる
とり一羽止まれる丸太にとり
見えない虹
本当に癒しになっているのか山の緑
氷山の一角珈琲
漢字珈琲
みさき珈琲
夜中の気球
紫がかったガラスが挟まれ
相手の気持ちを大切に
製剤薬局の白
臭みのない齧歯動物のように見えない虹
後頭部のない同僚
海馬や前頭葉は食べない方が良いのか
頭が大きい
目を閉じれば黒は溶け合う
菓子で言えばこの声は
空ぶかし
TEASI?のような字が書いてある

義人の不幸という事態は皆無でただ悪人としての失態を義人の謝り方も教わらずに甘受するだけだ。

大量死の中で主張される悪人の権利は、苦しいけれども瑣末だ。法そのものの源に触れられるのは不幸な義人だけだからだ。蛆虫とか虫けらと言った言葉が湧くのはその半端ない無力感のためだ。いまや悪人の方が苦しい分だけ真剣だ。
犬も喰わない苦しさに価値を見出そうとする哲学はだから湖底の街々のように非常に肥沃だ。

それは状況主義者が看破したように、享楽と同時に苦しさがスペクタクルとして使われ、その振幅の中で生きるように仕向けられているからだ。
Volk liebt es so.

その状態を愛したのだjer5:31

ロバのあご骨はキハーダという打楽器になります
https://youtu.be/TSqJdaBYa0I?si=HvBwjPN8y7oItUs5

humilityと区別される卑屈な謙虚さには名前がない。そう思うのは場所がないからだ。時間は美の長さの分だけいつも後陣痛のようにしてある。いつもあと少しを寝泊まりしている。ここに厄介になって遊ばしてもらってんだ、と食客が言う。そのオヤブンさん、はいずれ襲撃に遭って潰れることになっている。

表層のケネスアンガーコントロールは枯れた泉に
深層水は毛細管現象で滝に
滝になったトリップの鰯
熱風乾燥で煮干しに
食糧危機に備える
タコを突いて暮らす
悔悟を噛み続ける
それでも枇杷葉を一袋
菌の、後陣痛

https://youtube.com/shorts/ZgUNrW_DRtI?feature=shared

今年のボジョレーは弱いものは虐めてもいいという味じゃないかな
去年は確か貧困はトレンドから落ちた、じゃなかったかな
大体カンヌと連動している気がする

https://www.academia.edu/6909811/Le_communisme_ou_comment_la_production_de_la_mis%C3%A8re_devient_prolif%C3%A9ration_ontologique
「価値の消滅」というスローガンにまでは持っていけるがそこから先はない。

料亭の会合は広島弁の酒豪には有利なのだろう

 

 

 

#poetry #rock musician

a debtor

 

工藤冬里

 
 

筋のあるバッタ目
黒い筋のある・・
関係なければぬるま湯だったのに
これ以上水を?
マイク・スタンドは垂直に立ち
ステンの曲面に映り込んだ崖が厳しい
頷きの恐怖が視野に入る
何故また水を?
焼き魚は猫が好む
素朴すぎる

近代文学を通すからか
僕は捻くれている
ウルトラQは怖かった
油の中の揚げ物のように
述語の怖さが揚げられて
今ランチて幾らだ
資格がないから揚げられないが
筋の入った飴

逆ハリネズミの低反発素材の
嫉妬しない核燃料
カットされた周波数独特の
筋のあるバッタ目
(せろせろとくぐもった調子で)
食餌介助
結果にフォーカスしない
山の内部に注力する愛
何よりも優った坑道
錠剤を詰めるカレンダー
寒い日のアルカリ
押し入れ揺すり入れるトンコリの弦の
ミドリの藻の中の黒点のお返し
編まれた送電塔
カーテン閉めるか?
若い王に平気で話しかける
在宅介護福祉士
端から決めていくADHD手帳
バックミラーに映る雲は動くことを選びました
テロの見回りコンクリートブロックの遍在とその色相の氾濫の齎す汎神論的影響
飛ぶゴイサギの胸と首の折り畳み方
麟さんのキャメル
刈られた瘤っぽい陰鬱
変化させることは出来ないので
ロングスカートの黄色 la jupe jaune を指す
黄色いソーシャルメディアで頑張ったねと褒めてもらいたい
という動機
ファラオ・ネコと闘いたいという動機
完全なバケツを見て幸せに
三人の王が居た
トンコリの弦の強さ
波打つ梢葉
石投げ器と銃
遠くの高速道路
弦の上の幸せ
無政府パレスチナ
ひよこ豆の曲面
ブロッコリーを食べれば食べるほど
山は横たわり最後の話は近づいた
編まれた送電塔はどことなく柔らかく
雲はゆっくり動いている
鉄が研がれて錆はまだ来ていない
雲は動き
木の凹凸が見える稜線の向こうに消える
自由のための逃走に陽が射す
公正は皆が望むが
拘束が主題にされる
法規は山の裏側を流れている
自由と制限のバランスを保つための複雑な規範を考えたくないので
末端の理解に留まるオセロ
専門職としての多くの弁護士と裁判官が必要になるが
簡便化して総覧する
シチュアシオニスト
法規を通さず自由になる
実践するスピノザの虹
風で梢が揺れている
字の縦に光の柱が混じる
字の柱の背後に蛍光灯が隠れている
山の向こうをゆっくり流れている
葉は縮れている

履行ではない
行動を俯瞰するのだ
法という水が去るザル?
あることを考えるのに自分がどういう風に関わっているのかを考えるのは大切なことだ
日曜日は早く寝る
でも立案が必要になる
権利が保障される愛に基づく話し合いの場として法があるなら
パレスチナとユダヤは共存すべきだ
原則を見抜く研究として
一般的真理に根差した一般的原則とは違うものを考えなければならない
例えばコップ
その名前は何故その名前なのか
それ以上解析されないからというのが一般的原則であるが
別の原則とは考えや気持ちが表れている基本的な表現のことである
原則とは名前が名前であるという理解ではなく
気持ちの理解である
街宣車が行く
庭木は寒々しくなってきた
正しくない
どうして
気持ち
あらゆるコマに
生殖能力の権限goodnews
幹となっている
スコーンの裂け目

奴隷
直に集まる群衆
色違いの梢葉
さわさわと揺れる

 

 

 

#poetry #rock musician