breakfast 朝食

 

昨日の
朝食はなに

だったか

ごはんと
しじみの味噌汁と

納豆と
ハタハタの干物と

漬物と

だったの
かな

今朝もハタハタの干物を食べた

冬の朝
子供の頃はいつもハタハタだった

朝は
ハタハタだった

ハタハタみたいなコトバが食べたいな

 

 

 

共喰い

 

爽生ハム

 

均一なお祭りに参加し
青年のように神輿を担ぐ
ひとつずつ性欲を剥がすようにして
これは男だ
これは性としては男よりだと
いざ立ちあがる
作句と風流に
はみだしそうな感想をつめこむ

地団駄踏んでいた
性を超えた存在への
肥やしをひた隠しにしていた
自分の性別
いかに男を存在させるか
いかに女を装うか

厚い化粧のしたに
おはようからおやすみまでの
性欲が縦横無尽に待機している

口を開けば
好きだ嫌いだの判定がくだる
口は半開きで灰色の
どっちつかずを許している

女であるという体を
男であるという体がねじ込む
凸凹に閉じ込めた
人の液と液を交換する行為は
普通に愛でれる

液状から産まれる命が
常識としての赤ン坊でも構わないが
それが人間を殺すという感情でもいいし
人間を褒め称えるという感情でもいい
ともかく
交換によりお互いの未来が描かれつつある
そのダイアグラムに
存在意義を感じる

原型も元通りに戻らなくてもいい
交換を終えて
からのお互いは強気な動物として
交尾に神秘性をのせていたい

この液から人間が産まれるんだ
この液は汚物であり
比較的には正義であると
好きに子供を産んで好きに未来を生きる動物の性に感銘を授けたい

男の子でも女の子でも
嬉しいように
産まれたからには
両性に立ち返る人間を見てみたい

そして死ぬまでの間に
男と女をひとりの人間に詰め込むんだ
結果として
私達は性を行き来していた
その結果が感情の揺れとして
人間を揺さぶっていたんだと