広瀬 勉
何と無く暗算してみたら、現在は、
横に滑って
いる
眼を
つむると
それも
わからなくなる
最終の
新幹線に
まにあったんだ
眼をつむり
見ていた
目蓋の裏側を見ていた
そこに
佇っていた
赤い雲のこちらに
きみかい
きみなのかい
淋しいな
淋しい男だな
違うだろ
水たまりと
プールは違うだろ
雨の日は
避けながら
歩いた
茶色の
たいらな
水たまりは
避けてわたった
夏休みは
川で遊んだな
川底までもぐって
ハヤたちが泳ぐのを見ていた
腰を振っていたな
プールには
いかなかった
そこにいたの
いつから
いたの
いつ
うまれたの
どこから
きて
どこへいくの
どこにいってしまうの
空色の
朝顔の花が咲いていたね
そして
しぼんでいったね
どこへいくの
どこにいってしまうの
そばにいないの
もうそばにいないの