michio sato について

つり人です。 休みの日にはひとりで海にボートで浮かんでいます。 魚はたまに釣れますが、 糸を垂らしているのはもっとわけのわからないものを探しているのです。 ほぼ毎日、さとう三千魚の詩と毎月15日にゲストの作品を掲載します。

lost 失われた

 

昨日は
高円寺のバー鳥渡で

飲んだ

長瀬達治さんの写真展をやってた

安部誠さんが
自作の

白菜の漬物が美味しいと
言った

どうなんだろう
もう

失った
ものは数えない

もう
なにもないんだ

わたしは空洞のホウズキみたいだ
真っ赤な種を抱いてる

 

 

 

animal 動物

 

たこ八郎さんと
いちど

会った
ことがあった

品川のホテルだったか
ひろい部屋で

話した

家で飼っていた
牛が

売られるとき
泣いた

道端の
草を食べた

そう
たこさんは

エッセイに書いていた

そのあと
たこさんは海で死んだろう

ヒトは

牛を殺して
食う

ヒトは牛と別れてボクサーになる