michio sato について

つり人です。 休みの日にはひとりで海にボートで浮かんでいます。 魚はたまに釣れますが、 糸を垂らしているのはもっとわけのわからないものを探しているのです。 ほぼ毎日、さとう三千魚の詩と毎月15日にゲストの作品を掲載します。

花瓶は茶封筒

 

爽生ハム

 

 

からし揚を口にする祖母の頬が赤らむ。満足そうに手をはね、昔も今も変わらない文章を投げかけてきた。愛くるしい元気かというようなこと、忘れつつあるボウリングのこと、天気のことなど、夕方がまたやってくる。暗くなるまで電気をつけないせいで苦い。夕方をドリップする度に怖くなる、祖母のミルクの時間が。
飲み込めない物を飲み込む時間。
すぐさま、水につけないと容れ物にこびりついてしまう。放置してると花を飾ってみたくもなる、こういう花瓶を捜してたんだと思う。