michio sato について

つり人です。 休みの日にはひとりで海にボートで浮かんでいます。 魚はたまに釣れますが、 糸を垂らしているのはもっとわけのわからないものを探しているのです。 ほぼ毎日、さとう三千魚の詩と毎月15日にゲストの作品を掲載します。

だから言葉を探してた

 

もり

 

 

「元気になってはやく学校へきてね」
クラスみんなからメッセージ
ぼくはなんの病気なんだろう
黒いランドセルに積もったほこりを
ふぅーっと吹きながら考えた
机の上で彫刻刀の先が熱かった
「レンジで2分温めてください」のメモ
つめたい焼き飯を食べながら
ニュース番組を見た
子どもは学校へ通う
大人は会社に行く
母さんは・・知ってる、ぼくのせい
みんなが大なわとびをとんでいる
そうしてぼくを呼んでいる
なんで? どうして? どこが痛いの?
山ほど呼び名があってとまどった

だから言葉を探してた

はだしのままで おそるおそる
背中で声をうけながら 歩きはじめた
スニーカーショップへ
歩きはじめたんだ