michio sato について

つり人です。 休みの日にはひとりで海にボートで浮かんでいます。 魚はたまに釣れますが、 糸を垂らしているのはもっとわけのわからないものを探しているのです。 ほぼ毎日、さとう三千魚の詩と毎月15日にゲストの作品を掲載します。

sky 空間 宇宙

すでに
あったろう

空はすでに
あっただろう

ヒトや
メダカや

朝顔の生まれるまえに
空はあったろう

空色の
朝顔の花も

午後にはすっかり萎れてしまいます

このところ毎日
夕方に水を撒いています

そういった
そのヒトの生まれるまえにも

 

 

 

140730 灯り

広瀬 勉

 

写真-62

大人しく電車で高円寺に戻り、古巣の洗濯船で病み上がりの武藤さんが割と普通に働いている様子を確認し、ブルーオン・ベルベットで何やらリクエストして、客席に知り合いが二人。ジェスロウまで寄ったのは、多分ズイブン酔っ払っていたのだろう。

 

 

 

ことばのつぶ

 

今井義行

 

 

ことばのつぶだちについて考えている
炊き立てのお米のようなつぶだち・・・・

炊飯器のふたをあけて覗き込んでみる
米のつぶが 湯気のなかに立っている

よく見るとひとつぶひとつぶ形が違い
それらの接触が「味」を生むのだろう

こころのなかで 砂粒がふぶいている
わたしは紅い砂丘を ただよっている

目が痛い 砂粒が睫毛に絡まってくる
そんなときこそ 目を強くひらくのだ

何が見えるか見えるものが見えるのだ
炊き立てのお米のようなつぶだち・・・・

わたしは それらを網膜に焼きつけて
机上のPCの画面に 記録をしていく

ことばのつぶだちについて考えている
炊き立てのお米のようなつぶだち・・・・

炊飯器のふたをあけて覗き込んでみる
米のつぶが 湯気のなかに立っている

よく見るとひとつぶひとつぶ形が違い
それらの接触が「味」を生むのだろう

それらの接触はわたしの米の研ぎ方だ
そのときにわたしは 左側の腕を使う
炊き立てのお米のようなつぶだち・・・・

わたしは それらを網膜に焼きつけて
机上のPCの画面に 記録をしていく

ことばのつぶだちについて考えている
炊き立てのお米のようなつぶだち・・・・

わたしは砂塵になど吹飛ばされないぞ
充血した目でことばのつぶだちを愛す