過ぎるものだ
一週間は
過ぎ去るものだろう
朝には
スープを作った
山芋と
青梗菜と干し椎茸とウインナと
鰹だしで
麦味噌と牛乳と入れた
過ぎ去るものだ
過ぎ去っていった
朝
スープを作った
空の上で
小さなダンスを踊った
きみをみていた
過ぎるものだ
一週間は
過ぎ去るものだろう
朝には
スープを作った
山芋と
青梗菜と干し椎茸とウインナと
鰹だしで
麦味噌と牛乳と入れた
過ぎ去るものだ
過ぎ去っていった
朝
スープを作った
空の上で
小さなダンスを踊った
きみをみていた
まぶたをつぶって
いた
電車の
なか
あなたは
まぶたをつぶっていた
闇をみていた
闇のなかに模様はあった
ひかりはまぶたの裏側を
流れた
闇のなか
花は散っただろう
波は揺れただろう
ヒトは去った
ヒトは去りひかりは溢れていた
ひかりが
溢れていた
祖母の庭に
鶏頭と鳳仙花の花が咲いていた
好きなヒトがいたな
ひとりいたな
天国に
近かったのかな
そうでもなかったのかな
一度だけ
接吻をした
一度だけだったな
ひかりが溢れていた
今朝Facebookで
萩原健次郎さんの白木蓮の花をみました
Bart Peelさんの木蓮の花の下の
白い道をみました
秋本馨さんの辛夷の花と
狩野雅之さんの夕日に輝く樹木をみました
森川昇さんの光の桜と沼恵一さんのたいらな川面を
みました
わたしのなかで無い山がひかりました
昨夜は牧陽一さんの
アイ・ウェイウェイ スタイルを読んだ
現代中国の不良と
サブタイトルにあった
アルパカで股間を隠し
全裸で跳ねた
漢代の壷を落とした
経験から生まれた
曲げられない批判があるだろう
机のうえに
海で拾った石がおいてある
なにも持たずに
いること
なにも考えずに
いること
わたしのためでなく
きみのためでもない
今朝
海辺でカモメが飛ぶのをみたよ
カモメは風のなかで
浮かんでいたよ
ゼロを発信しなさい
ゼロを発信しなさい
カモメは浮かんでいた
カモメは何もいわない
テレビの
よこのソファーにいた
いつも
モコとソファーにいた
モコの引っ搔き傷のある
ソファーにいた
ソファーの端のくぼみにいた
話すことがなくなり
モコはぼくのよこに眠った
もうたくさん
木蓮の花が咲いたね
たくさん白木蓮の花が咲いたね
話すことも
息をすることもできない
あなたは
みていた
眠るように
みていた
きいていた
あなたは片隅でみていた
あなたは片隅でをきいていた
眠るように
世界の始まりをみていた
世界の終わりをきいていた
わたしは
わたしを生めない
わたしは
そのひとから生まれた
そのひとは
そのひとを生むことができない
そのひとは見ていた
そのひとは聴いていた
風が吹いていた
小鳥たちがよこぎった
ラッキーが
吠えていた
生まれていた
世界は生まれていた
コトバを売りにいく
ない
コトバを売りにいく
草のうえに
コトバをならべてみる
花のしたにコトバをならべてみる
コトバと
交換してもらえますか
すべてを交換してもらえますか
ない
コトバをならべる
草のうえにならべている
花のしたにならべている