広瀬 勉
#photograph #photographer #concrete block wall
early morning
I woke up
don’t wake up the woman and moco
be quiet
away from bed
coffee
brewed
moco
did she notice the noise
she barked immediately
I hug moco
enter the book room
moco slept on the carpet under my desk
rain
falling
the west mountains stand like a shadow puppet under the white sky
I’m listening to Yuji Takahashi’s “Elegy” **
many times
I’ve listened
many times
listen
everything would have been elegy before the first time
the west mountains
it’s hazy in the rain and white
・
Can you get at the meaning of this passage *
朝早く
目覚めた
女とモコを起こさないよう
そっと
ベッドから離れた
珈琲を
淹れた
モコは
物音に
すぐに吠えた
モコを抱いて
本の部屋に入る
モコは机の下の絨毯で眠った
雨が
降っている
西の山が白い空の下に影絵のように佇っている
高橋悠治の”エレジー”を聴いている **
なんども
聴いてきた
なんども
聴く
すべては初まりのまえにエレジーとしてあっただろう
西の山は
雨に霞んで白くなっている
・
君はこの一節の意味が理解できますか *
* twitterの「楽しい例文」さんから引用させていただきました.
** 高橋悠治 CD「ERIK SATIE piano works』の『1886年の3つの歌』より「エレジー」のこと.
#poetry #no poetry,no life
ねえ、ママさん。
今日わたし、ネズミの死骸を見つけたんだ。
だから、ビニール手袋を買って、
それをはめて、死骸を持って、
神社の木の根元に穴を掘って埋めたんだ。
パパさんは
「バイキンがついてるかもしれないから、気を付けなさい」
って少し嫌がってたけど。
それからお花屋さんへ行って、
「死んだネズミにお供えする小さな花束を下さい」
って言ったら、店員さんは少しびっくりしたような顔をしたけど、
かすみ草と1本の赤いガーベラで、小さな花束を作ってくれた。
その花束を、ネズミを埋めた木の根元に供えました。
死んだネズミの口元が、
猫のサクラの口元に少し似ていたよ。
大好きなサクラを愛おしそうに撫でながら、眠は言う。
「うちにいる3匹の猫を搔っ捌く夢を見たの。
猫は肉食動物なのに、草食動物みたいに消化器がいっぱいあった。
ふふふ、可笑しいでしょ?」と屈託なく笑っている。
何かを失ったことってある?
何かを悲しいと思ったことある?
もし今サクラが死んでしまったら、どう思う?
私が矢継ぎ早にそう聞くと、眠は朗らかに笑いながら言った。
「サクラが死んだことなんてないんだから、わからないよ!」
ねえ、ママさん、
もし今ママさんが死んだら、私に悲しんで欲しい?
いたずらっぽく笑って、眠が言う。
私は少し考えて、無理に悲しまなくていいよ、と答えた。
私の嘘つき。
でもね、時々眠のことがわからなくなるよ。
眠の心の中にある、暗くて黒い冷たい渦に飲み込まれるような気がして
心の芯からゾッとするの。
そしてどうしようもなく惹かれるの。
ねえ、本当の親子ごっこをしようよ。
あなたは、私の想像なんてはるかに超えている。
本当に賢い人だね。
私が、そう言うと
眠は「ほめないで」と気色ばんで反論する。
ほめられたくない。
ほめられると、心が冷たくなる。
わたしを全力で否定して欲しい。
わたしが大嘘つきだって、認めてほしい。
わたしは、わたしの本質を本当に理解して、
わたしを否定してくれる人が欲しいの。
ママさんは、全然わかってない。
ママさんは、全然わかっていない。
わかったような気でいないで。
わかったような詩も書かないで。
二つの銀の喇叭は遠くまで届く
音を震わせると出発する
二人のアイラーに挟まれた背骨と腹
今わたしに終わりが来ている
トリアージ
わたしの番が来た
わたしと同じくらい額を固くして
わたしが後で理解するパフォーマンスを行う
破城槌
親が子を食べ子が親を食べる
わたしの番が来た
わたしの葬式用の花輪は出て行った
#poetry #rock musician
在廢墟之上
月亮脆弱的軟骨
嬰孩哭……誰能?
吾友咏終曲
暢飲晦暗《春之祭》
再見未來中
吾友!天注定
我翅膀中的骨頭
流逝或存在
內有的島嶼
你走,中國沒月亮。
失敗的示愛
這一棵蘆葦
承受沉重的靜謐
意志的挺立
空白.
・翻訳はこちらで
https://www.deepl.com/translator
gray sky
under
there is the west mountains
this morning too
there is the mountains
only tangerine peel remains on the windowsill
as a child
there was a house in a mountainside field on the outskirts of the village
with a boy
with a girl
their parents lived
I have never played with them
they were gone
I remember the smell of black burn marks
never played
it’s as missing
・
His house was on fire *
灰色の
空の
下に
西の山はいる
今朝も
いる
窓辺には蜜柑の皮だけが残っている
子どもの頃
村の外れの山辺の畑の中に一軒の家があった
男の子と
女の子と
両親が暮らしていた
彼らと
遊んだことがなかった
いなくなっていた
黒い焼け跡の匂いを覚えている
遊んだことがなかった
欠落としてある
・
彼の家が燃えていた *
* twitterの「楽しい例文」さんから引用させていただきました.
#poetry #no poetry,no life
継続的変態により前を向き続けることが
いつまでも必要なのであれば春は特に
裏返った体の蝦蟇口の
大判小判に周章てる蛸を宥める
これらは鬱陶アルケイオン
中動態的蟲動態的変態μεταμορφοῦσθεを継続しつづけさせられながらしているのをさせているのをしていて
プリーズ騒がないでくれ
#poetry #rock musician