広瀬 勉
#photograph #photographer #concrete block wall
地球がカラフルだと
画像編集しなければ
永遠は存続しなかった
窒素をリサイクルしなければ
怒りの火は消えなかった
混ぜ物だらけの畑を燃やせ
鳥はわたしの枝から去る
影絵の捕食者を家に入れて
舫結びを習った
超絶技巧がぶら下がったまま乾いている
千年間動けないように縛った
一時テムズ川にはウナギしか居なくなったので
イールジェリーはイエローベストのリポビタンDとなったが
テートの口からレッドブルが出て
浄化することにより汚した
宇宙から見なくても美しい地球を
浄化することにより汚した
ロイヤル・ラブ
製薬会社の苗字のように親しい
独楽のように永遠
「目を逸らしたら負け!」と車から呼びかける若者たち
画像編集したら負け。
#poetry #rock musician
自分を見つめ直すと思い出す
あの懐かしい街並み
直ぐに剥がれる化けの皮
罪と罰に抱かれた夜
光無き暗闇
地下を徘徊するドブネズミ達
血と肉と魂と
リアルな言葉と その重みを知れ
何処へ行く 誰に届く この言葉
魂の行き場を探して
そこのコスモスの一群は
秋のあいだじゅう
みごとに
しかも
ずいぶんながいこと
咲きつづけていた
すっかり枯れ切って
それでも
ひとの背よりも高く
立ちつづけているのを見ると
枯れても
じつにみごとな・・・
と思う
みごとな・・・
の後に
なにかことばを
つづけたい気もするが
蛇足にしか
ならないだろう
ことばを
つづけられない
というのも
いいものだと思う