きのう
公園で
たくさんのヒトの声をきいた
いつの時代も変わらない声だったろう
その中にわたしもいた
健康
成長
発展
ずいぶんと甘い言葉はならべられて
村落は
まぼろしとなった
いまも公園の片隅に花はあるだろう
ふるえる花はあるだろう
たくさんのヒトの声をきいた
その中にわたしもいた
発展
まぼろしとなった
ふるえる花はあるだろう
日付のある一日を
ヒトは
生きて
流れていくものの
消えていくものの
先に
林はあった
ナツメ椰子の林の下の木陰には
逢瀬があった
マリア・ユーディナは遠くをみつめていました
磯ヒヨドリがないていました
磯ヒヨドリがないていました
「浜風文庫」をオープンしました。
「句楽詩区」を古川ぼたるさん、加藤閑さんと2012年5月からリリースしてきましたが、2013年4月28日に古川ぼたるさんが亡くなり、2013年5月号の「古川ぼたる追悼号」を最後に「句楽詩区」を休載することになりました。
今後、ほぼ毎日、さとう三千魚の詩と毎月15日にはゲストの作品を掲載していきます。
2013年6月8日 さとう三千魚