爽生ハム
あちこちを回る。狭いな
ほっついていると、木がある事って多い。ただの森なんですけど
木は濃い繊維に
なにかが染み込んでいて、
薄い繊維になにかが
走った痕がある。
火傷の痕はつまらない皮膚を
めずらしい物に変える。悪くない
木材の感触をおでこに浴びせ、
股間を土に埋める
試行錯誤のすえ、何日目だろうか
木の平らな面から、尻が
生えていたのは
何日目だろうか。
木と人の合体を見たからには
嬉しくならざるをえない
木の反対の平らな面には
何もなく、立体物は何も
でも、影のような
黒いシミがいびつよ。
オオカミが二匹
平行四辺形の黒いシミに
かぶりつき、餌にし
それでも腹はへるので
一匹が一匹を食う、それでも
腹は減るよなっと
喋るのがその黒いシミから
聞こえました。
平たく言うと、オオカミが
オオカミを餌にした時の残骸。
もしくは途中経過に見えたのが
その黒いシミでした。
平行四辺形に見えなくもない
擦り切れた痕はぺたーんと
していたので、愛らしく見えて
行動の結果としては
舐める羽目になってしまいました。
尻は舐めなくていいのかな、立体物には興味がない、怖くないので
角砂糖を舐めるように
時間を潰した
舌を磨いた時にきまって嗚咽する、深い根元でも潰した。
黒いシミを唾液と
樹液で焦がした
暗いキモチをピアノで
溶かして狂熱の宴で、
イヤフォンオーケストラにゆりかご揺らされ、なすがまま
楽しみたい。また耳から血、
木の裏側の影から木の増殖。
双子四つ子ほら
もっとたくさんの音色が森の姿を
どこも動・植物の生き様で
皮膚が弱い主観には、つらくて閉口だわ
爽やかな短歌
貼りつけ木々の性格
あてていきましょか
何日目だろうが関係ない時間がすぎたのには変わりない愛らしいオオカミをボコボコに殴ってきゃんきゃん泣きわめきぎゃあぎゃあ叫ぶ人聞き悪い人間の一部の主観で、右手から血とか左手から血潮とか股間から生理とかっツー
言いたいこともない。
言葉いらない。
走った痕がある。必ず
抽象的に反芻する体験談の中には、でも
もうない。
森の尻っていうか、木の平らな面からの上半身どこいったのよ、咲かせいっぱい尻が腫れるまで潜りたい土の下、劇よ。になえよ
木材の感触をおでこに浴びせ、
股間を土に埋める
試行錯誤のすえ、何日目だろうか
テーブルの下には水たまり。
動物は本当に汚ないな
クソ動物からラインがきた。なんで電波あんのここは。深いはずなのに