狩野雅之
あの夜の月はとても明るかった 真夜中あたりだったろうか あるいは もう未明に近かったろうか あまりの明るさにふと目を覚まして それが月明かりだと知ってとてもおどろいた カメラを持った腕を窓枠に固定して撮ったことを覚えている そのとき外気温は氷点下20°C近かったように思う 吐いた息がエクトプラズマのように漂うので 写り込まぬよう 息を止めてシャッターを切った そんな時々に撮りためた写真たち
NEVER LET ME DOWN
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A TABLE IN THE SPRING LIGHTS
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A TABLE AND CHAIRS IN THE SPRING LIGHTS
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THE LAST ICICLES IN THE SPRING
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