はなとゆめ 06

かつて

熱風は過ぎただろう

白い道を
あるいてきた

そのヒトは裸足であるいてきた

庭に水色の朝顔の花が咲いていた

そして
そのヒトはいった

どうでしょう

植物がどのような美観を持っているのか
わかりません

わたしには
母への執着がないんです

兄が亀戸にいて
老いた兄は病院に見舞いにきてくれたんですよ

そのヒトはいった
そのヒトはいった

庭に水色の朝顔の花が咲いていた

白い道をあるいてきた
白い道を