山崎方代に捧げる歌 23

 

ゆくところ迄ゆく覚悟あり夜おそくけものの皮にしめりをくるる

 

重ねあう唇に愛がこぼれる
重ねあう唇に愛がこぼれる

どうなんだろう
その唇

とても言えない

そこに愛などないと
言えない

尖石では縄文の時代が10万年続いたと聞いた
10万年は千年が100個だ

そこに愛などないと言えない