工藤冬里
人生がまだまだ続くと思ってる奴にいつかの秋晴れに透けた月の栄養のなさを知らせてやりたい
人生がもう続かないと思ってる奴にはいつかの赤色矮星なみに肥大した明け方の月の入りを教えてやりたい
菌が這入ろうとする幻魔大戦の身体には卵子が合鍵を持ったオレオレコロナに騙されないような被災者に寄り添った援助を考えていきたい
帰り道、五日連続で同じ路上に立っているゴイサギに今日もスピーチする
ダルそうに羽撃く彼女の馴れ馴れしい眼がいい
#poetry #rock musician
人生がまだまだ続くと思ってる奴にいつかの秋晴れに透けた月の栄養のなさを知らせてやりたい
人生がもう続かないと思ってる奴にはいつかの赤色矮星なみに肥大した明け方の月の入りを教えてやりたい
菌が這入ろうとする幻魔大戦の身体には卵子が合鍵を持ったオレオレコロナに騙されないような被災者に寄り添った援助を考えていきたい
帰り道、五日連続で同じ路上に立っているゴイサギに今日もスピーチする
ダルそうに羽撃く彼女の馴れ馴れしい眼がいい
#poetry #rock musician
小雨がやんで
夜のとばりがおりる
折れてしまった枝
転がって土にかえる
干からびてゆく
地表のような肌
小雨がやんで
夜のとばりがおりる
ひび割れの下に
真新しい赤い皮膚
翻弄される
木の葉のように飛ぶ
花を忘れるほどに
枝ばかりの夜空
だからなんなのか
舵を取れている者は幸せなのか
小雨がやんで
夜のとばりがおりる
こころを真空にして今は
歩いている