工藤冬里
二番町の焼けたくるきちのことを書こうと思ったけれども
まだ騙す人が沢山立っている戦後で
柳の下にずらりと並んだ屋台の
砂糖でくっきりさせた敗戦の甘味が
棚引いて
棚引いて
無いはずの時間が
曖昧な近い過去の
熱量の落差ゆえの現在となって
かめそばの上で削節が踊る
抗争の北京町
組員皆殺しの夢を見ながら
湯割りで調節する熱量
#poetry #rock musician
二番町の焼けたくるきちのことを書こうと思ったけれども
まだ騙す人が沢山立っている戦後で
柳の下にずらりと並んだ屋台の
砂糖でくっきりさせた敗戦の甘味が
棚引いて
棚引いて
無いはずの時間が
曖昧な近い過去の
熱量の落差ゆえの現在となって
かめそばの上で削節が踊る
抗争の北京町
組員皆殺しの夢を見ながら
湯割りで調節する熱量
#poetry #rock musician
everyone
left
became a white bone
grandmother too
father too
mother too
brother-in-law too
brother too
Nakamura-san too
Watanabe-san also
that
girl too
everyone
everyone
left
I’m carrying a wide sky now
I’m holding a wide sea now
blue rock thrush
looking for
now
・
Turn off the radio *
みんな
去っていった
白い骨になった
祖母も
父も
母も
義兄も
兄も
ナカムラさんも
ワタナベさんも
あの
女のこも
みんな
みんな
去っていった
いまはひろい空を背負っている
いまはひろい海を抱いている
磯ヒヨドリ
探している
いまは
・
ラジオを消しなさい *
* twitterの「楽しい例文」さんから引用させていただきました.
#poetry #no poetry,no life