びらびら

 

道 ケージ

 

詩集のために
保険を解約する

いまだ詩篇は
ベランダ側の窓に貼り付き
びらびら

罵詈罵詈って
天目の盃
放擲の壊れ物

死に物として
遺すことは
人として物狂い

ぐちぐちを
またぐ

ため息と舌打ちの
くちばしには
相槌もできない
しかもイヤフォン

「六万しかない!」の呟きが
「ロマンしかない」としか
聞こえない

しゃあない
白い箱に
入ることにした

何かはわからない
穴倉の床に
分別が散らばる

治安が荒い
「紙屑だろ」