広瀬 勉

1545 : 201001 11:06 東京・杉並 高円寺南
#photograph #photographer #concrete block wall
宮坂弥栄
見たくない身の上
見知った未明
見飽きた道に
見過ごす三島
未完のミーム
見事に未来未知
水の都見ず
幹の味方
港、水面、美空
ミレー、実が惨め
翠、緑、みどり、味噌
見ず知らずの店で蜜柑
身に余る見誤り
溝の口、美輪明宏、道長の耳
眉間を見ろ
見ず知らずの未生
ミクマリの三毛
見た見た三宿
未来は南の岬
ミカエル天使見返す
身の程知らずミゼラブル
三國、御霊、妙竹林
水際、見事、見損なわず
未練がましく未婚
見捨てられ
未然未必未知未了
見もしない
佃煮も根は珍しいだろう
と地中海の昆布は言った
衰退する町で
猪の眼の三白
再びマスクをして
売り惜しみしない
黒光りする佃煮
俺のカペルナウムは何処か
更地願望の家並に果樹担当者を派遣し
花の芯の見える角度で
地図の水色マーカー片手に腎臓を塗る
公開餓死のエリアは氏族ごとに泣き叫び
女性たちは女性たちだけで泣き叫ぶ
マックは不倫のイスラエル兵士の挽肉を混ぜることを自分で決めて泣き叫び
女性たちは女性たちだけで泣き叫ぶ
松屋はチーズ昆布バーガー丼をプレゼンし
すき家はナポpope牛をプレゼンしたが
ガザには食物がない
土地はチェーン展開のゴミごとに泣き叫ぶ
そして女性たちは女性たちだけで泣き叫ぶ
#poetry #rock musician
かっとくる夏の盛り
かずとん村もかっと様変わり
見守り用の大人ベッドを
ミヤミヤと一緒にかっと2階へ
寝室で赤ちゃん用ベッド2台をかっと組み立て
大人ベッドを両脇からかっと挟む
こうしておけば夜中どちらの様子も見張れるんだ
それから1階のお昼寝マットの周りを
運動量多くなるこの先見越して
ベビーサークルでかっと囲う
昼夜の区別がはっきりついてきたからね
昼は1階、夜は2階
いやー、暑い暑い
かっと作業終了お疲れ様
初めての2階
抱っこで昇る初めての階段一歩一歩に
興味津々首くるくる
さあ、ここが新しい寝るところだよ
左のベッドにコミヤミヤ
右のベッドにこかずとん
床に置いたランプに照らされて
ぼんやり歪む天井と壁に
興味深々首くるくる
そのうちだんだん2人の瞼が
重くなって、くるくるくる
コミヤミヤが左からすぅーっすぃーっ
こかずとんが右からはぁーっひぃーっ
冷房入れてもまだあっつい空気を掻き乱す
コミヤミヤとこかずとんの熱い息が
左から右から挟んでくる
かっとくる
疲れてるのに目が冴えちゃうな
両側から息
眠ってる間に途切れちゃうんじゃないかって
心配で心配でたまらなかった頃もあったけど
これだけ強く熱く挟んでくるなら
もう安心か
よし、ぼくも負けずにいっちょ息吹いてみるか
ふぉーうっ、ふぁおーうっ
おお、我ながら
かっとくる
夏の盛り