新・冒険論 18

 

工藤冬里は

<詩とは言葉を出す場所を決めることだ>

そう
書いている

そういうふうにして
歌はいないきみに向けて歌った

今朝も

Thinking”Bout Youを聴いてる

帰ってきた

過ぎて
いった

昨夜は
義母のベッドのしたで寝た

トイレに連れていった
義母の小水の音を聴いていた