Like snow in summer

 

工藤冬里

 
 

首を傾げて
塗り固めた本能を
屡々強く糺される必要があった
一方的な推論の矢が
耳を吐く戦場では矛盾していない
転がした石が戻って来て潰される
食べるのも億劫
Am not I in sport? 悪戯をしてはいけません
仙台育英がモーニングの目玉焼
羽のインスタが駐車場契約を吐く
9月になれば
新しい言語が始まる
食糧難は陣痛のはじまり
飽和状態で推移する暮らしは終わる
地震の規模ではなく苦しみの多寡で判断される
4355年前
売り場に豆腐が並んでいる
切り分けられて服している柔らかさ
紋章は狼のよう
チャラチャラしたバリエーションはあるけれども汚名を晴らすことが中国ショートムービーの王道となっている以上
誰が上帝かという法廷は必ず開かれなければならない
青い嘘としての球
二の腕の弛み

 

 

 

#poetry #rock musician

激しい雨

 

さとう三千魚

 
 

昨日か


嵐の朝か

雨のなかを河口まで歩いてきた

小川沿いの歩道には
蛞蝓や

蝸牛が
いた

角のような眼をのばしていた
ゆっくり

歩いていた

時折
雨が地上を叩いた

蛞蝓も
蝸牛も

地上に
いた

人もいた

午後に女と
映画「国宝」を観に街に出かけた

女は

よかった
三時間眠らずに観れた

そう言った
満席の映画館は

夏休みのアニメ映画のようだ
エンターテインメントなんだ

面白ければいいのか
我を忘れるほどにか

昨日か

嵐の朝か
いつもの朝にか *

激しい雨に打たれて *

いた
歩いていた

角のような眼をのばして
ゆっくり歩いていった

 
 

* ボブ・ディランのアルバムのタイトル”HARD RAIN “と歌のタイトル「One Too Many Morning」を引用しました

 

 

 

#poetry #no poetry,no life

無防備都市

 

工藤冬里

 
 

無防備都市は灰とピンクか黒と薔薇か
世界政府であろうと信頼できない
右目を押さえると黄緑が湧き出る
魚は食べない
今ゲームしてるからちょっと待って
今や彼らはしようと思ったことを何でもできる?
煉瓦で塔は建てられない

駐在!Ambassador

大夏では共産主義は根付かなかった
大使はバージョンアップされてゆくゲームに沿って盛大な平手打ちの音を立て
世界の半分と顔の雛型を生産し
滅ぼしてから返す
あとは父に直接言ってくれ

駐在は朝からラーメンを作って死んだ、
と未亡人は懐古した
遺影は笑っていた
イエイ

 

 

 

#poetry #rock musician