広瀬 勉
#photograph #photographer #concrete block wall
yesterday
Agnes Chow Ting and others were arrested for violating the National Security Act of Hong Kong
Last night too
Moco barked at the bed
Because the bedroom on the second floor is hot
turn off the air conditioner
bark
so
hold up Moco
I left it in the living room on the first floor
then
Is Moco lonely?
also
barking
after all
I go down the stairs
lie down with Moco on the sofa in the living room
on the sofa
wait
wait for the morning
・
In any case we have done our best *
昨日
周庭たちは香港国家安全維持法違反の容疑で逮捕された
昨夜も
モコは
ベッドで吠えた
二階の寝室が暑いからか
エアコンを切るとモコは
吠える
それで
抱きあげて
一階の居間に置いてきた
すると
寂しいのか
また
吠えた
結局
わたしは階段を降りていく
居間のソファーでモコと横になる
ソファーで
待つ
朝になるのを待つ
・
ともかく私たちはベストを尽くしたのだ *
*twitterの「楽しい例文」さんから引用させていただきました.
#poetry #no poetry,no life
大林に比べ戦後間もない「東京物語」の遠い尾道は更に黒瓦で統一されており、「ありがとうね」の「が」に強調が置かれるイントネーションが却って鼻筋のバタ臭さと溶け合い、「六七で大往生」の寿命感も余人を周章てさせるだろうし、網戸の無い別の国から僕の母もルイーズ・ブルジョワの母もホドロフスキーの父も来たと知れるのは、喪服を持って或いは持たずに乗る弾丸列車のデスティネーションこそが映画史の父母であるからなのだった。さてガレルが映画史的に偉大なのは、ノスタルジーの問題を乗り越えようとした苦闘の質においてであり、彼がニコを通して大他者の視点を獲得し、自分の父と自分の子を別の人間として扱うことができるようになったからだった。それに対して「東京物語」は実の子ではない者が義理の母と結びつくルツとナオミの物語である。彼らは最初から別の人間であり、戦争という大他者が彼らを結び付けている。そこでは苦闘は正面からは描かれず、消えていく美徳への哀惜のみがある。映画人に好まれるのそのためである。それで、というわけではないが鎌倉で小津の墓から洋酒の小瓶を何本か盗んだことがある。その夜病気の友人が自分を殴って死んだ。僕は電話に出なかった。「そうかい」と笠智衆が言う。ところで僕が「地獄の季節」で好きなのは「ベテスダ」である。イエスは一本の円柱にもたれていた。それは映画のようだ。かれは不具者を見ている。かれは何もしない。異なった二つの治癒の出所についてだけが略述される。
#poetry #rock musician
Last night
Moco is
barking in bed
I was awakened many times by Moco
hugging and down the stairs
Moco
crouched in the garden
and peeed
next
Moco
drank water
I gave up
lie down on the sofa in the living room with Moco
Maybe Moco was hot
on the sofa
lying down
I was waiting for the morning
Moco fell asleep immediately
・
Pity is akin to love *
昨日の夜
モコは
ベッドで吠えた
モコに
何度か起こされた
抱いて階段を下ろすと
モコは
庭に
しゃがんでおしっこをした
次に
モコは水を飲んだ
わたしは諦めて
居間のソファーにモコと横になった
たぶんモコは暑かったのだろう
ソファーに
横になって
朝になるのを待っていた
モコはすぐに眠ってしまった
・
同情は恋愛に似ている *
*twitterの「楽しい例文」さんから引用させていただきました.
貧困が問題ではなく
名前各部の熱にバラつきがあり
パーマ屋には行く
歳取ったって別にいい
いつも明後日の予定を考えなさい
自分が死んだ後に起きたことを学びなさい
芸術肉体労働者は体と心を使い
芸術職人は頭と心を使い
芸獣はクスリを使う
明後日
多くのスキルはなくなります
四十日面会できなかった間にすっかり弱って
心手術してないのにイタイイタイ聞くのが辛い
ユーラシア南東のビンロウジの吐き跡が
ペンシルベニアドイツ語圏メノナイトに
かなかなをうちに一瞬寄らせる名が関係している
#poetry #rock musician
自分の周りでも抗体検査で陽性になった人がいて
隣り合わせで暮らしている実感がある
私の検査結果はおそらく明日か明後日には届く
自分が陽性であれば家族も全員陽性であるはずだ
疫病のひろがりというよりは
無症状のひろがり
なにもないひとが
なにもないものを
気付かぬうちに手渡すという
シンプルなルールに
働かざるもの食うべからずは
太刀打ちできない
倒産や廃業の知らせが
毎日届くようになってきた
揺るぎない感染のあゆみよ
いよいよちぐはぐな社会のふるまいよ
何かがはじまる前の静けさに草叢が匂っている
明日など来なくていいのではないか
握られた手を解くことができずに
もう片方の手で
体の中から桃を取り出し
大切に見せることができたら分かってもらえるものだろうかと思ったけれど、それは
桃のこれからの繊細さを訴えるよりも
既に産毛の生えた柔らかい皮膚は腐敗直前まで焼かれていて
濃度の高い愛しみ (かなしみ)が滴り落ちていたので
もうただ誰にも触れさせられないものになっていたのかもしれない
彼はその桃を
窓辺で乾かし続けている
桃を取り出した体は宙に溶けやすく
少しづつ
沈黙の音の中で
嵩張った祈りたちには砕けゆくままに 踊った
闇のドットを掻き混ぜながら
落ちても浮いても
ここがどこまでも空であることに
気づいていった
ずっと純粋だった
呼吸をし、
手足を動かし、
体温があり、
すぐになにかでいっぱいになった
届かないものに憧れて
水を飲んだ
戻るように、生まれていった
体の中で
また新しい実が実りはじめていた
風が吹き 窓辺の桃を撫でてゆく
あの桃のことは 宇宙に任せておけばいい
本土というけれど島じゃない陸なんてない
ユーラシアだって島じゃん
みどり色の片岩の上に建っているすべての
一人称単数で言うべきことはそこじゃない
東風についてだろう
理解できない命令が与えられ
突然
七つだか八つだかの洞窟がある
手を合わせるからタイだ
カメラは引き
おばあちゃんの真似してるみたいなおばあちゃんだね
彼女は見えますが歩けません
彼は見えませんが歩けます
稜線から上の
弾けた
白眼色或いは
酸化の白磁の鈍光
北米やヨーロッパだけではない
人に根を下ろしその人の上に建てる
坑道を守ることの方が大事
それなしでどうしたらいいか
the old personality
愛する人は洞窟をよく知りません。洞窟はイドラだからです。私たちが愛するのは洞窟がまず私たちを愛さなかったからです
なぜ
無理矢理そうすることもできた
手練手管を張り巡らしてそうすることもできた
公正の感覚によってそうすることもできた
しかし
#poetry #rock musician