庭に埋めた

 

小関千恵

 
 

 

庭に 埋めた わたしの なにか

庭に 埋めた わたしの なにか

もう いまは 見えない 処へ ながれた

いつかの 西陽に 照らされてる

わたしの ながれた なにかは なにか

庭に埋めた

庭に埋めた

 

Something of mine buried in the garden

Something of mine buried in the garden

Now it has already flowed away to an invisible place

It is illuminated by the setting sun of the past

What has flowed away from me

Buried in the garden

Buried in the garden

 

 

 

躯体

 

小関千恵

 
 

 

闇に溶かされた多くの輪郭に、
異物と呼ばれ
眠らされたひかりの子どもたちが
自らの知性の糸で、新しい水槽を紡いでいきます

「うわべの街に生えている僕らの足は、たまに引っこ抜いて洗うといいよ。」

それぞれの脈のせせらぎが聞こえていた

緊張による笑顔や
硬くなった腰に
あなたを探した

こんなに痒い空だって
こころだろう
しっかりと手を伸ばしたなら
きっとあの墜落気味の飛行機は
この腑に落ちてくる

空が反転しても
この躯体(からだ)は溶けない