たいい りょう

 
 

長きたおやかな時を 
人は短いと感ずる
 
人は どのくらいの時を 
永遠と呼ぶのだろう

短き激しい時を
人は長いと感ずる

人は どのくらいの時を 
瞬間と呼ぶのだろう

時は 時計の中にあるのではなく  
人のこころのなかに 息づいている

今この時を生きる
そう生きる