広瀬 勉

1640 : 201020 13:55 神奈川・鎌倉 材木座
#photograph #photographer #concrete block wall
今朝も
ゴンチチの
ラヂヲを聴いて
小川の傍を歩いてきた
小川には
白鷺がいて
川鵜もいる
雀も
磯ヒヨドリも
たまに翡翠もいる
春には
燕たちもやってくる
小川には
野花も
咲いている
ラヂヲからは
遠藤賢司の”カレーライス”の歌が聴こえてた
ばかだなばかだな *
だれかがおなかをきっちゃったって *
う〜ん とってもとってもいたいだろうにね *
一昨日の夕方には
HIBARI Booksの店の前の木立に
雀かな
たくさん
群れてた
たくさん
たくさん
群れて鳴いていた
たくさん群れて
たくさん鳴いて
いまを
いた
鳥がいた
生きていた
* 遠藤賢司「カレーライス」の歌から引用しました。
#poetry #no poetry,no life
わたしの足は
けっして洗わないでください
多くの足が
そう言い出してきかない
(うるさい地面の夜が来る)
がむしゃらに菜めしを
喰っているものに
そのかかとをあげてやりましたが
ある日
きみはわたしの足を
知らないと三度まで言うだろう
喰ったにわとりの足は静か
などと うつくしく
詩に書いてしまうだろう
その詩は
足に来た夜でも
だれの地面でもないというのに
昨日は
立石の
二人展の後に *
駅前のブンカ堂で飲んだ
それから
桑原正彦の墓所に向かった **
立石の
桑原の
墓石に水を掛けた
手を合わせていた
墓石の下の
小石を拾い
ポケットに入れて
最終の新幹線で帰ってきた
今朝
義母の仏壇の
大日の足元に石を置いた
そこには
一昨年
女と登った
不二の小石もふたつ置いてある
赤い石と
黒い石と
溶岩石を置いてある
去年の
出雲崎の良寛記念館の
裏庭の
拾った瓦の欠片も
置いてある
小石や瓦はそこにある
あることのほかにはない
記憶が
曖昧になって
いる
亡き者たちを抱いて
無き者になっている
* 二人展:つげ忠男 × 中里和人 二人展「東京原風景・サブが居た街」のこと
** 桑原正彦:画家 桑原正彦のこと
#poetry #no poetry,no life