ヒヨコブタ
毎日なにかが終わっていくのだとして
新たに始まることも始めることもおそれすぎることもないのだろう
ほんとうには
予測などつかないことばかりの日々がいつのまにか人生などと名づけられうまくいかなかったところをあげつらわれるように感じても
ふりかえればいっしゅんなだけにもみえて
考えていきるという分野が異なるだけのすれ違うひとびとが
温かさを持っていないと思えば生きていくことすらわたしには不可能だったろう
考えないという選択肢がある前提で
きらきら輝きがみえすぎるのは眩しくて
それだけのひとがいないと知っていても目を閉じてしまう
眩しさは素敵だと思うことへの反応のひとつなのか
いつ終わるかは知らずにいる
でもある日不意にそれを告げらたなら足掻くだろう
今までと同じように
同じことばを読んでも
同じ体験をしても
重なりあわぬことの方が多い日々に
驚きすぎず静かにそっと息をはけばいい
ことばですれ違うよりそっと
なつかしさを感じる温もりにも頼りながらいようか
温もりはいつでもなにかの奥底から取り出せるように
それだけは忘れぬように
さまざまな色があるように
さまざまな感情とすれ違いおのれのそれさえときに厄介だとしても
ことばのさきにある、もしくはなかにあるものはきっと温かだと信じて