広瀬 勉
#photograph #photographer #concrete block wall
#photograph #photographer #concrete block wall
スポーツカーの若者は大概テゲアパートに住んでいる
俺たちは冬の軍団だ!というのがあったけど十月がどうなったかは覚えてない
昔はボリじゃなくてボルシェビキと呼んでいた
ボルをねむらせボルの屋根に雪ふりつむ
ポルシェの若者のコーポに雪ふりつむ
つきつめるととろつきつとやつつけあけぼの伊豆
俺たちは冬のレギオンだ〈エコー〉
あゝ私は春のレギンス
ダーリンダーリンスターリン自他隣人
hinemos統合監視はノータリン
哉
#poetry #rock musician
猫は美しい
働かないから
天と地が大きく揺れ
焼けた匂いに覆われても
破滅の行列が行き過ぎても
もう動けない人がいても
それが私でも
生きているだけで
猫は美しい
皆見事に間違えている
調子の良い鍛冶屋
自分自身でさえ信用ならねえ
調子の良い鍛冶屋
てめえの命と引き換えに
調子の良い鍛冶屋
無駄だ
調子の良い鍛冶屋
#poetry #rock musician
目を屡叩せて白人のインドはヒンド
易経の越境
死と契約を結び墓と協定を交わした
鮫の激流が通り過ぎる時も元の森の湿原までは来ない
月六ペンス副はうそを避難所とし偽りの中に身を隠したので
悪阻の原に試された石を植える
百十の王の綱を張りここで一句
正しさの水平器を置く頻度
雹が偽りの避難所を一掃し水が分離派建築を押し流す
インドアヒンディーシャーマンの死との契約は解消され墓との協定は無効になる
下口の鮭の代わりに鮫の激流が通り過ぎる時押しつぶされる墓川の
一度閉じた眼は開くことはなかった
家族を守る大義など下流に流され
石を剥がすと元森のお爺さんが饐えた菊のようになって
白くポキポキしていた
齶田の乳頭温泉郷で
死んだ人に再会する
ミシンの影
正しさの水平器を置く頻度
#poetry #rock musician
停滞そのものとなって
人生
などという
大それた巨視を
すっかり放棄してしまった人が
きっと
はじめて
詩のようななにかを
書き止められるのかもしれないと
思っている
いつも
思いながら
ない池の
ほとりにたたずんで
見ている
池でない
ものを