川島 誠
ぼく
ぼくらは
一番遠くを見ている
一瞬の音の立ち上がりとノイズ
身体が軋む ねじれる
真鍮の錆
血のようなほこりと唾液のにおい
全体が声のようでざわざわ
眩しくも消えていった
なにもそこにはなかったのかもしれない
光と同じ色をした 三角形
きっと
ぼくと
ぼくら
ぼく
ぼくらは
一番遠くを見ている
一瞬の音の立ち上がりとノイズ
身体が軋む ねじれる
真鍮の錆
血のようなほこりと唾液のにおい
全体が声のようでざわざわ
眩しくも消えていった
なにもそこにはなかったのかもしれない
光と同じ色をした 三角形
きっと
ぼくと
ぼくら