さとう三千魚
今朝も
早く
目覚めて
河口まで
歩いていった
川沿いの桃畑の
桃の木にはピンクの花が咲いていた
菜の花も
まだ咲いている
茎の下のほうは
尖ったさやとなっている
ヘラオオバコかな
ほそい茎の先に白い花穂が風に揺れている
ヒメツルソバとも会った
ピンクの星雲が路傍に群れ咲いている
大病院の下の小道では木のベンチに座った
縦に割られた波の文様の木のベンチだった
このところクルマで黄色の花と擦れ違うことが何度かあった
レンギョウの花だろう
レンギョウの黄色の花と街中で出会った
一瞬だが黄色の花がこの世を貫いていた
#poetry #no poetry,no life