広瀬 勉
1384 : 200824 08:48 東京・杉並 阿佐谷北
#photograph #photographer #concrete block wall
そこに
いた
やわらかい
耳のように
地上に
いた
風にふるえていた
光っていた
ラムズイヤー
わたしの花です
***memo.
2024年9月15日(日)、
松山 “Utaco Drip”にて、「 無一物野郎の詩、乃至 無詩!」第28回で作った98個めの即詩です。
タイトル ” 地面 ”
好きな花 ” ラムズイヤー ”
#poetry #no poetry,no life
朝まだき
朝つゆ冷たく
朝ぼらけ
朝潮が死んだ
そんな電車道
突っ張っても
寄り切っても
腰割れの
北の海では
比喩は溺れる
花と山が多すぎる
生きる重みをためすぎて
椿の髷が口に入る
チチカカの塩は、体に悪い
取れないので肉をつかむ
比較的痛い
もうやめにしたい
誰も言えない
塩塩のパー
手をついた
牡丹かと
思った
きみは
ピンクの
おおきな花ひらいていた
夏の終わりに
咲いてた
ピンクの花
おおきなめぐみ
***memo.
2024年9月15日(日)、
松山 “Utaco Drip”にて、「 無一物野郎の詩、乃至 無詩!」第28回で作った97個めの即詩です。
タイトル ” 33 ”
好きな花 ” 芍薬(ピンクの) ”
#poetry #no poetry,no life
じつは
つらかった
ながいこと
つらいこと
あった
でも
いま
ここが
しあわせ
たんぽぽの花が
咲いている
***memo.
2024年9月15日(日)、
松山 “Utaco Drip”にて、「 無一物野郎の詩、乃至 無詩!」第28回で作った96個めの即詩です。
タイトル ” HAPPY ”
好きな花 ” たんぽぽ ”
#poetry #no poetry,no life
さっき
テーブルの
下を
通っていった
白と黒の
うしろ姿を残して
いった
猫いない
もういない
・・・
** この詩は、
2024年9月20日 金曜日に、書肆「猫に縁側」にて開催された「やさしい詩のつどい」第9回で、参加された皆さんと一緒にさとうが即興で書いた詩です。
#poetry #no poetry,no life