工藤冬里
むかし、男ありけり。よしがありやられこし野菜を誰にも知らせで一人食ひ、滑らかなる黒の石の板を夜の奥にずらししゆく心地して、人に、
ひとり泣きしほたれネカフェに無農薬野菜を食ひしためしやあらむ
昔男が居た。事情があって送られてきた野菜を誰にも知らせずに一人で食べ、滑らかな黒の石の板を夜の奥にスライドしていく心地がして、人に、
泣きながら野菜を食べたことがあるだろうか
#poetry #rock musician
むかし、男ありけり。よしがありやられこし野菜を誰にも知らせで一人食ひ、滑らかなる黒の石の板を夜の奥にずらししゆく心地して、人に、
ひとり泣きしほたれネカフェに無農薬野菜を食ひしためしやあらむ
昔男が居た。事情があって送られてきた野菜を誰にも知らせずに一人で食べ、滑らかな黒の石の板を夜の奥にスライドしていく心地がして、人に、
泣きながら野菜を食べたことがあるだろうか
#poetry #rock musician
It’s been hot as hell these days
Is it called a heat wave?
Is it called a intense heat?
Burning is the right word
Summer daytime
Moco doesn’t go for a walk
Moco’s barefooted feet never walked down an asphalt road on a summer afternoon
In the evening
I’m going for a walk with Moco
At the corner of Nonaka-san’s house, turn left, to the right
There’s a warehouse at the plastics factory
On a wooden pallet there
The stray cats is out there
He is always there
He won’t deal with Moco
Just stare
“I’m a stray.”
That’s what he say
Then he lies down and turns his back
・
The accident happened under his nose *
ここのところ
暑さ
すごい
猛暑というのか
酷暑というのか
灼熱という言葉が当たっている
夏の昼間
モコは散歩しない
モコの裸足の足が昼のアスファルト道を歩くことはない
夕方
モコと散歩に出かけた
野中さんちの角を左に曲がった右のところにプラスチック工場の倉庫がある
そこの木製のパレットの
上に
野良はいる
いつもいる
野良はモコを相手にしない
じっと
睨んで
“俺は野良だ”
そう言っている
それからゴロリと寝転んで背中をむける
・
その事件は彼の目の前で起こった *
*twitterの「楽しい例文」さんから引用させていただきました.
#poetry #no poetry,no life