工藤冬里
記念日前日の疎ら
花のない夏の淫ら
油絵具の上に塗られたアクリルの子供らしさは滑り落ち
直角をこちらに向けた黒い建造物が翳のティンクトゥーラを分ける
ドーム原爆
ドンピカ
と言ってみる
直線のないモニュメントの
あらゆる角度からは計算され切っていない陰翳のゆえに
#poetry #rock musician
記念日前日の疎ら
花のない夏の淫ら
油絵具の上に塗られたアクリルの子供らしさは滑り落ち
直角をこちらに向けた黒い建造物が翳のティンクトゥーラを分ける
ドーム原爆
ドンピカ
と言ってみる
直線のないモニュメントの
あらゆる角度からは計算され切っていない陰翳のゆえに
#poetry #rock musician
From my brother
I received an email
“The temperature is controlled in the hospital and it is easy to spend.”
“But people are extravagant and I want to breathe the outside air right now.”
“It’s delicious!”
My brother is hospitalized in Akita
now
Plague
can’t meet
After a long rain, it suddenly became summer
I emailed my brother
My brother liked fishing and mountain climbing
at the end of summer
let’s go to the hot spring together
so
sent an email to my brother
・
His tale came home to me *
わたしの
兄から
メールが届いた
“病院の中は温度が管理されていて過ごしやすいです。”
“でも、人って贅沢なもので、今すぐ外の空気を吸ってみたい。”
“おいしいだろうな!”
わたしの兄は秋田の病院に入院している
いまは
疫病で
面会ができない
長雨が終わり
急に夏になったねと兄にメールしたのだった
兄は釣りと山が好きだった
夏の終わりには
みんなで温泉に行こうね
そう
兄にメールを送った
・
彼の話は胸にしみじみこたえた *
*twitterの「楽しい例文」さんから引用させていただきました.
at midnight
I soak in the bath
soak in lukewarm water
Moco is
come to peep
door frosted glass
over there
at midnight
listen to Zhu Xiao Mei’s fugue
There is a ghost
She threw everything away and lived
It
must be so
・
He made for the door *
深夜に
風呂に浸かる
ぬるい湯に浸かる
モコが
覗きにくる
ドアのすりガラスの
向こうに
いる
深夜に
シュ・シャオメイのフーガを聴く
そこには幽霊がいる
彼女はすべてを捨てて生きた
のに
違いない
・
彼はドアの方に進んだ *
*twitterの「楽しい例文」さんから引用させていただきました.