世話することが仕事だった

 

工藤冬里

 
 

世話することが仕事だった
世話の必要な羊を世話するために
食べない羊を飼い始めた
給料をもらうことが仕事なのではない
世話することが与えられた仕事だった
飼うことそのものが仕事だった
飼うために飼った
きみがペットを飼っているとしたら
それがきみの仕事なのだ

草むしりは仕事ではない
野菜作りは虚しい労力の浪費であった
地面は石ころだらけで
川の氾濫もなかった
それは草も生えないその達成は今日の労働に似ていた
労働の結果は火花に似ている
着火はするが燃え上がることはない
一二月一六日的空を 心はしていた

 

 

 

#poetry #rock musician

It began to rain cats and dogs.
雨が土砂降りに降り始めた。 *

 

さとう三千魚

 
 

the wind was strong
yesterday

outside
The princess apple tree pot

I put it in the front door

in the winter sun

the princess apple tree had its leaves glowing yellow

mother-in-law
she laughed at me

that winter day

I will never forget
I can’t forget

It began to rain cats and dogs *

 
 

風が強かった
昨日

外の
姫林檎の

鉢を
玄関の中に入れた

冬の日を
浴びて

姫林檎の木は
葉を黄色く光らせていた

義母は

はにかんで
笑ったな

あの冬の日に

忘れない

忘れ
られない

雨が土砂降りに降り始めた *

 

 

* twitterの「楽しい例文」さんから引用させていただきました.

 

 

 

#poetry #no poetry,no life