fatigue・疲労

 

Michio Sato

 
 

In the afternoon

I went to Seaside Park
with Moco

I walked a little along the beach

The crape myrtle pink flowers were blooming together

Thunder
Because it started to rain heavily

with Moco
in the car

I was listening to Tori Kudo’s “unify my heart”

In the sea
There were children playing in the rain

Children don’t feel tired

with Moco
I was listening to “unify my heart”

 

 

午後に

モコと
海浜公園に行った

モコと海辺をすこし歩いた

サルスベリのピンクの花たちがかたまって

咲いてた

雷が鳴り
大粒の雨が降りだしたので

モコと
車の中で

工藤冬里の”unify my heart”を聴いていた

海には
雨のなかで水遊びする子どもたちがいた

子どもたちは疲れを知らない

モコと
“unify my heart”を聴いていた

 

 

*タイトルは、twitterの「楽しい英単語」さんから引用させていただきました.

 

 

 

マルコス

 

工藤冬里

 
 

香港生まれぽい名前を付けられて
職業はカウンシルの奴隷
巴旦杏ムーンの夜中に
ワイン三杯
パンとマトンで
爆報観て寝るだけのところを
駆り出され
オリーブ園で耳を切られる
ダウヴァの白亜の断崖が脳裏を過ぎり
勇気は下位の層に対して示されると知る
なんでマングースがコブラと闘わなきゃならないんだ
それでもマルコスはいまは犬が吠えないことを知る
人は区別されるということを知る
血に慣れろマルコス
緊張も人生の一部だ
立て、立つんだ
耳を切られたマルコスの
明日はどっちだ

 

 

 

#poetry #rock musician

夢素描 04

 

西島一洋

 

メタモルフォーゼ

 
 

いやあ、一昨日見た夢は怖かった。

一匹の蝿が鼠大に変形して僕に向かって来る夢だ。
避けようとして、ベッドから落ちた。
今も右後ろの背中が痛い。
肋骨骨折か、とも思ったがまだ医者には行っていない。

考えてみると、
いわゆる畳での布団歴より、木床でのベッド歴のがぐんと長い。
今、六十八歳。

0歳から17歳までは煎餅布団。
その後アパートを借り、木造モルタル六畳一室。
ベッドを自作した。
ベニアと角材で。
自作だから、サイズも自由。
幅90㎝×長さは2m。
寝床の下に画材などおさめるようにとこ板には工夫をした。
その後24歳で結婚し、県営住宅に住まいを移した。

そこでもベッドだった。
6年経って居を移した。
一戸建ての借家だったが、ベッドを置くスペースは無い。
子供が生まれ4人家族になり、六畳に4人分の布団。
本棚とかあるので、僕の下半身部分の布団は押し入れに突っ込んで敷いて寝た。
それから30年くらいは布団だった。

認知症の母の介護のため居を移した。
それからはベッドである。

その後何年かして彼女は死んだ。
死んだ彼女のベッドは今もある。
電動のフランスベッドで二十万円くらいした。
別々に足も背中も上がるツーモーター式。
介護度3だったのでショートステイ、
つまり介護施設での生活が多かったので、
このベッドもあまり使用していない。
欲しい人は、送料のみでOK。
連絡ください。

 
追記
蝿の描写。
数日前に、あいついで、蜂と百足を殺した。
殺虫剤で。スプレーの。
ともにしぶといので、何度も殺虫剤をかけた。
ヒコヒコしたのを通り過ぎて、
完全に死亡したのを見届けて、
というよりスプレーの薬剤で、
若干本体が白くなるまで。
私が苦しい。
私も苦しい。
私は苦しい
おそらくは、
夢というのは自己浄化作用というのがあるのだろう。
しかし、ベッドから落ちた時の背中は、
日増しに痛くなって来る。

 

 

 

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Michio Sato

 
 

In the beach wind library

poetry
writing

every day
open to the public

The block wall photo of Tsutomu Hirose and
The poetry of Tori Kudo

every day
open to the public

We publish works of poets, photographers, painters, musicians, performers, gallery owners, ordinary people, biased people, useless people, occasionally good people, beautiful people, kind people, etc.

take a rest on sunday
I’m not a Christian

 

 

浜風文庫で

詩を
書いています

毎日
公開しています

広瀬勉のブロック塀写真と
工藤冬里の詩も

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公開しています

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日曜日はお休みよ
基督者ではありません

 

 

*タイトルは、twitterの「楽しい英単語」さんから引用させていただきました.