さとう三千魚
浜辺で
日が暮れるのを見てた
西の山に
日は落ちていった
海は
凪いでいた
しずかに
波は
打ちよせていた
わたしの中に一匹の獣がいる
獣は
灰色の目をしてる
黙っていた
浜辺で
黙って
見ていた
獣は
凪いだ
海を見ていた
*タイトルは、twitterの「楽しい英単語」さんから引用させていただきました.
#poetry #no poetry,no life
浜辺で
日が暮れるのを見てた
西の山に
日は落ちていった
海は
凪いでいた
しずかに
波は
打ちよせていた
わたしの中に一匹の獣がいる
獣は
灰色の目をしてる
黙っていた
浜辺で
黙って
見ていた
獣は
凪いだ
海を見ていた
*タイトルは、twitterの「楽しい英単語」さんから引用させていただきました.
#poetry #no poetry,no life
全てのことは合法であるが
全てのことを我慢できるわけではない
全てのことは合法であるが
だからといって全てのことが膨れ上がっていくわけではない
私(ホラティウス)はこのふた月毎日十八時間くらい画像整理だけしていた
世界に関心のあるふりはしていたがそれは普通の生活を送っているように見せかけるカモフラージュだった
映画も本も見なかった
全てのことが合法であるが
全てのことが空一面に広がってゆくわけではない
いつどこで何があったのか思い出せない
その期間内の画像数の比率によって経験の濃淡が決まる
紀元二千年以前の現像された写真の時代は人生の範囲外なので存在しないも同然で
思い出というものが撮影機器とネット環境に大いに左右されていることがわかった
重要なことだったから記録されているのではなく記録されているから重要なことになっていくだけなのだ
個人も全体主義国家もその点は同じだ
時系列が適当だがとうとう諦めがついて終わりに近づいてきた
あまりに忙しくてコロナとかどうでもよかった
カフェ”カルペ・ディエム”が閉鎖されることになりやっと頭を上げたらみなマスクしている
夢はみな娯楽映画のようで切ない
感染すると思う
全てのことは合法だが
少年よ聞け フーコー明媚なアレオパゴスはドラッグだ
全てのことがためになるわけではない
全てのことが許されているが
全てのラテン自動詞が増量されていくわけではないのだ
#poetry #rock musician
火曜日の公園
まばらに家族たちがはしゃぐ
キラキラ輝く光にとけて
ウィルスは目に見えない
なんと素敵な光景か
私は葉桜の下を歩く
いつもより料理に時間をかけ
ゆっくりと食事をする
洗濯に布団干し
身の周りを清め
好きなところで仕事をする
私は好きな音楽を聴く
雨上がりの芝生の匂い
風が小さな桃色の花びらを届ける
ヨガと瞑想、読書
人間の理想的な生活とは
こんな風ではなかったか
ただ唯一
足りないものがそれだ
濃厚な接触
握手、ハグ
何気ない会話
深く見つめあう目と目
ただ唯一
あの人に会いたい
人肌、口づけ
耳元で聞こえる息づかい
混じりあう汗
からみあう指と指