アヌンナキ無きアナーキズムの彼方へ

 

工藤冬里

 
 

売国奴が国を支配しているという右翼の主張は
国家の廃絶と(過渡的)権力を同時に夢想した俺たち(ルビをトロツキストと振ってみてもいい)の自己否定を万能感で割った時間認識に端を発しているが
AIの犬(ルビをaiboと振ってみてもいい)たるプーチンにクオリアを入れる際
上記二つの路線の上に更に’愛国心’を加えなければならず
普通ならば立ち尽くす犬の意思決定の
バグを狙って攻撃させると
穴吹工務店社史編纂委員会編「アヌンナキ無きアナーキズムの彼方へ」には書かれている。
生命が存在していない時代は無かった
なぜなら我々は光によって光を見るからである
観察者の存在を伝えないことによって動くものたちは楽屋で休んでいるが
それらはネオコン・リベラリズムとリベラル・リベラリズムと反リベラリズムという三つのもので切断されている
さらにそれらは神対人、人対人、神対神、という三層を成している。
そうして俺たちは数時間毎に世界にルビを振り続けるのだ

 

 

 

#poetry #rock musician

A couple of girls were standing there.
2人の少女がそこに立っていた。 *

 

さとう三千魚

 
 

yesterday
sunday

it was sunny

in the morning
from the estuary

to the beach
I ran on a bicycle

before noon

at a general store
with the woman

we bought two sofa cushion covers

from the afternoon
online

I was listening to Kenichi Takeda’s performance and dialogue at Utsunomiya.

there was Tsukasa Takahashi
there was Shizuka Ueda
there was Philip Gayle
there was Tsuyoshi Inomata

mr. Takeda said, “There is music where I feel lonely.”

in such a place
there are people standing

A couple of girls were standing there *

 
 

昨日は
日曜日で

晴れてた


河口から

浜辺
まで

自転車で走ってきた

昼前には

雑貨屋で
女と

ソファーのクッションカバーをふたつ買った

午後から
オンラインで

宇都宮での竹田賢一さんたちの演奏とトークを聴いた

高橋 朝がいた
植田 静がいた
フィリップ・ゲイルがいた
猪俣 剛がいた

竹田さんは”さみしくなるところに音楽がある”といっていた

そんな場所に
佇っているひとたちがいる

2人の少女がそこに立っていた *

 

 

* twitterの「楽しい例文」さんから引用させていただきました.

 

 

 

#poetry #no poetry,no life

また旅だより 31

 

尾仲浩二

 
 

中野のギャラリー街道で展示をしている。昨日は朝から大雨で、こんな日は家でのんびりしていたいのだが、雷雨の中を来てくれる人もいるのだ。
夕方に外に出てみると、土砂降りの向こうに夕焼け。
今日は桜が開花したそうで、週末には満開の予報。この展示が終わったらどこかへそっと出かけてみよう。

2021年3月15日  東京、中野 ギャラリー街道にて