広瀬 勉
#photograph #photographer #concrete block wall
人はみな、何かを、やらかす
やらかし、やらかし
やらかし続ける
恋を、やらかす
結婚を、やらかす
子育てを、やらかす
人はみな、何かを、やらかす
生れてから、死ぬまで
やらかし、続ける
勉強を、やらかす
旅行を、やらかす
金儲けを、やらかす
人はみな、何かを、やらかす
やらかし、続ける
それしか、やることがないと、思い決めたように
シャブを、やらかす
バクチを、やらかす
ついには、戦争まで、やらかす
けれども
やらかすだけが
人生なのだろうか?
恋を、やらかさない
結婚を、やらかさない
子育てを、やらかさない
勉強を、やらかさない
旅行を、やらかさない
金儲けを、やらかさない
シャブを、やらかさない
バクチを、やらかさない
もちろん、戦争も、やらかさない
そんな人たちも、町の片隅に住んでいて
人知れず、静かに生きて
人知れず、静かに死んでいる
なにもやらかさない
そんな人生だって
立派な人生なのでは、ないだろうか?
YouTube を 見ている……
大粒の雨が 走ってる……
好きなコミックバンドは
……X Japanとアルフィー?
高見沢俊彦って
ばあちゃんみたい
ふがふがふがふが
ヘンタイ
YOSHIKIって 若い子に優しいけど
カレーが辛くて
帰っちゃったんでしょ?
シャワー熱くて
帰っちゃったんだよな?
ヘンタイ
紅い髪が バサバサ 濡れてる……
冷めちゃって芯のあるMega米皮フライが 明け方に 届く
原材料は 台湾………
粗塩が 掛かっていて
台湾と水稲と粗塩の関係が
とても
綺麗………
油吸い取り紙を広げていくとね
蒸した台湾産水稲をお餅状に伸ばしたものを
油で揚げて具材は緑鮮やかなシャキシャキ
キュウリ長ネギ……
仕上げはチリトマトソースで!
台湾黒熊ジーパイ錦糸町店(元台湾悪パイ)からの ディナー
この なまえ
台湾黒熊…って 何? どうぶつ?
ヘンタイ
元台湾悪魔?…って もっと怖いな
ヘンタイ
それは 錦糸町から 届けられる
どうぶつ×あくま
ヘンタイ
高見沢俊彦って
目元から先に生まれたような キモ…男
ヘンタイ
キモ…
YOSHIKIって 全部綺麗過ぎちゃって
ヘンタイ 好き……
さるへ!(感嘆語……)
台湾黒熊ジーパイ錦糸町店(元台湾悪パイ)をかじっていたよ……芯まで甘辛い 美味い
プロが こしらえた味って わけ!
ホッとして食べられる味なんです!
そうして
僕は これから 専門家の胸を借りて
生きていくって
決めたのさ!
スマホを プッシュしたら
若そうな 女の声が出た
「ウチの店で奴隷になるの?
ヘンタイ
それとも 私が そっちへ出向くの?
ヘンタイ
江戸川区への出張料・4,000円
ヘンタイ
道具を用意するから2時間後に着くよ
ヘンタイ」
Stranger In MyLife
愛しちゃいますぅ
僕はさ……… 巷のアプリに
居るような
シロウトと
お・付き合いするのは
辞めようと pvvk-!
(pvvk-文字化けではないのよ
気持ちを込める力瘤のようなモノよ)
思いました………
自分の進む道として
さまざまな専門家の胸を
借りることにduv/したいです
(duv/文字化けではないのよ
気持ちを込める力瘤のようなモノよ)勝手気ままな僕なのは分かります
専門家には
お金を払うので………くず野郎とか
言われることは
ありません!……いや 言われるのか…な
【倒錯倶楽部】!……だもんね!
お姫様が奴隷を
虐めるんだものね!
ご主人さまと 奴隷さん?!
だなんて 今どき
型に嵌まった ダメダメ倶楽部………だね
ふふふ
ヘンタイ
Stranger In MyLife
それでも……
愛しちゃいますぅ ククク
愛しちゃいますぅ……だってよ?!
現実を異化するために生きているときの
言葉が そんなんで
良いのかよ?!詩人さん?!
台湾黒熊ジーパイ錦糸町店(元台湾悪魔ジーパイ)の方が
何十倍も 【個】を主張してるぜ
台湾黒熊ジーパイ錦糸町店(元台湾悪魔ジーパイ)って 本気で燃えてるぜ!
【風俗ってさ どんなに 軽いもの
だって 関係性を求めている はず】と
詩友の 櫻井さんは 熱く 熱く語った……
確かに 今まで観てきた
どのアダルトコンテンツも
ディープシーン前後に
どーでもいい 「起」「結」の
シーンを くっつけて いたなあ……
櫻井さん……ものすごく
研究してるなあ!
そうだね……もしかして 櫻井さんは
生真面目 ナ 求道者……
ヘンタイ
熱く熱く 風俗を選んだりしてる
その ときどきの
僕は 奴隷さん?!は
そんな 関係性には 実は醒めており
心身ともに 行き場は ない
なんだか もうダメ…… 寂しい……
なんだか イッチャウ
僕たち?!は
ヘンタイ「アタシの性欲を満たすアタシの為だけの生殖器がアンタ
アンタはアタシの所有物であり 肉奴隷ってわけ 光栄でしょ?
呼び名はヘンタイで
特技は 肉奴隷 専属ペットとして従順にアタシに奉仕すること」
ああ 本当に 類型的な 言い方だな……
ヘンタイ
自覚の無い ご主人さまって 悲しい……
ヘンタイ
「最初に最低限の質問はさせてもらうね
1.【自分の性感帯】
2.【平均射精回数】
3.【一番のご褒美】
どれも やってあげるかどうかはアタシ次第だけど 一応聞くだけ聞いておいてあげる
2番の射精回数はアンタが無駄打ちして いざアタシが気持ちよくなりたいときに肉奴隷として機能しなかったら駄目だからさ
アンタが一回しか持たないようなくっさいチンポで、二回目できないようなフニャチンなら 貞操帯なんか使って 徹底した射精管理duv/するしかないから」
まあ おそらく 自己利益ばかり 挙げ続けている ご主人さまは
台湾黒熊ジーパイ錦糸町店
ヘンタイ
(元台湾悪魔ジーパイ)またはStranger In MyLife
を どのように
召し上がるので しょうか?
ヘンタイ
「ね! ヘンタイ
アタシの靴 先まで エナメルなの
つま先まで 舐めて頂戴ね!!」
はい………!風の中の妄想では
ヘンタイ%%0%%%%%%%%%
文字化けするように 生きる
もうすぐ お道具箱 ジャラジャラ
鳴らして
お姫様さまが 蔵前橋通りを走り
平井大橋を 渡って
平井5-49-4で ドライバーさんは
クルマを 停める はず……
東の空は ちょっとだけは
明るんで いる かも しれません
クルマから 降りてくる
ご主人さまを 見たい です……
ヘンタイ
ベッドの上からずっと落ち葉を眺めている
………………………………
あ お…ひめ……さ…マ…?!
toughnessの 靴音が 近づいてくる!
bondage から はみ出した剛毛で
輝く 箒を つくろう!!
路傍に
いた
ピンクの花
咲いて
いた
会えると
うれしい
未だ
来ないもの
先にあるもの
白粉花
会えると
うれしい
うれしい
memo.
2022年11月26日(土)、しずおか一箱古本市での水曜文庫で行ったひとりイベント、
「 無一物野郎の詩、乃至 無詩!」第七回で作った27個めの詩です。
お客さまにお名前とタイトル、好きな花の名前を伺い、その場で詩を体現しプリント、押印し、詩の画像をメールでお送りしました。
タイトル ”未来”
花の名前 ”オシロイバナ(ピンク)”
#poetry #no poetry,no life
何人見殺しにしてきたか数えていて
これ以上はやばいかなと
distant sobbing
far cry というより
正しいきみも正しくないきみも新校舎で学ぶことは沢山ある
上から下に波及するその中間地点に居合わせているきみ以外の動植物は完全なので世界はきみの卒業を待っている
自分でなんとかする時代は終わったんだと切り替えて
橋があれば渡ってしまう癖を治して
立ち位置とか足台とかが設定されている台本を開き
政権交代のタイミングが書かれている台詞を読んでごらん
あらゆる政策はうまくいかない
新政府の治安部隊が期限切れの勢力を一掃する
月のなくなるまでという情緒を読み込んでイメージを重ね更新し続けて
but you will stand up for your lot at the end of the days
#poetry #rock musician
2階には名前がない人が住んでいる
河川敷で忙しくなにかついばんでいるカモの群れが
一斉に飛び立ちすぐ横の川に落下した
と思ったらもう今は 晩秋の水上をずっと前からそうしていたかのように穏やかに
見事な列をなして泳いでいる
土手にあがり 坂をくだり中学校先で坂をのぼり
おしろい花が咲くこんもりした貨物列車の踏切を渡る
ネジ工場の脇道から犬の散歩の一団がやってくる
その道はやめて迂回する
暗渠に出る 遊歩道の切れ間の事故現場にまだ新しい 白と黄色の花が飾られ
その先のゴミ置き場では 無造作に置かれたカラス除けの網の下で
若い男が倒れるように眠っている
保育園の横を斜めに 都営団地までまっすぐ
緑のテントだけ残る廃業したコーヒー屋 その隣りに小さな青果店
玉ねぎを皿に並べている
5個ずつ 緑色の皿に下に4個、上に1個
200円 という札が出ている
そんなに売れるわけないのに
次々にいくつもいくつも玉ねぎを並べる
顔をあげてこちらを見てきたので視線を逸らし
となりの惣菜屋の先を右に折れ
くねくねした細道を進んでいく
門にオレンジ色のポストがかかり「●●」と大家の名前が書かれている
2階には外階段で行く 2階にもまたポストがある
そのポストには名前がない
廃品回収のチラシがはみ出していた
誰からも呼ばれることがない人がここに住む
名乗ることが決してない人、どこにも記載されない人がここに住む
手すりに 陽があたるいい場所に座布団が2枚干してある えんじ色のカバーがかかりカバーにはフクロウの絵がプリントされている
茶色い木製のドアをノックする
ドアが開き 私は名前のない人の部屋へ消える
しばらくしてまたドアが開き 手すりの座布団がササと取り込まれドアが閉まる
日が暮れて大家は洗濯物を取り込んで雨戸を閉めた
座布団がなくなっていることに気づく
2階には名前がない人が住んでいる
茶色いドアをノックするとドアが開いた 大家は部屋の中へすべりこむ
2階は遅くなっても灯りがつかず
夜の空気の中でしんと静まり返っていた
1階から声が聞こえる 付け放しのテレビの長四角の画面に映った女性が
目を潤ませながらなにかを訴えている
飲み残しのお茶の前で ネズミたちが聞いていて
それからネズミも2階へ行った
2階はときどき 夜の川のさざ波のようにカサカサと揺れた
そこでなにが起きているかは 誰も知らない
(11月某日 鎌倉1丁目で)
きみは
かならず
咲いてくれた
紅い花
咲いてくれた
そこに
いた
傍に
いた
きみを
懐いていた
memo.
2022年11月26日(土)、しずおか一箱古本市での水曜文庫で行ったひとりイベント、
「 無一物野郎の詩、乃至 無詩!」第七回で作った26個めの詩です。
お客さまにお名前とタイトル、好きな花の名前を伺い、その場で詩を体現しプリント、押印し、詩の画像をメールでお送りしました。
タイトル ”窓”
花の名前 ”彼岸花”
#poetry #no poetry,no life